表裏一体

寄り添ひてイヌサフランの氣吹かな　　高資 

　　　　　　　　　　　　　　　　ホーム 

荒れ地に咲く可憐な花～バラに棘があるように　毒は身を守るささやかな力と言えるのでしょうか？ 

 五島高資 　 逆もまた真なりで、イヌサフランの毒であるアコニチンは適量を使用すれば生薬となり、強心剤として使われることもあるそうです。 

 ジギタリスのようですね。 

 五島高資 　そもそも毒のない薬は効きませんね。そのさじ加減こそ大事かと。 

 だから薬はリスクなのですね。 

 逆もまた真なり．．．世界は表裏一体の真逆のベクトルでバランスをとっているのでしょうか？

「表がいつの間にか裏に変わり、裏がいつの間にか表に変わる メビウ ス運動」は「陰、極まれば陽となり、陽、極まれば陰となる、タオ のダイナミズム」そのものの様です。

 善悪表裏一体、苦楽表裏一体、明暗表裏一体、長所短所表裏一体、陰陽表裏一体、 光と影表裏一体、生死表裏一体、プラスとマイナス表裏一体、夢と現実表裏一体… 

私たちの祖先は「鶏が先か卵が先か」議論してきたようです。 

 両極の「2つは同時に存在している。 どちらを選ぶかは自分次第なのだ⁈ 

楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。 

人間は幸せだから歌うのではない。歌うから幸せになるのだ。 

できるかどうか分からないような試みを、成功させるただひとつのものは、 まずそれができると信じることである。 人生は価値あるものだと信じなさい。 そうすればあなたのその信念が、人生は価値あるものだとい事実を生み出すでしょう。」 

ウィリアム・ジェームズ　（アメリカの心理学者・哲学者）

瓶に砂を適量入れておきます。

その瓶を逆さにしたときエネルギーはどちらに動くでしょう？

 砂は下に、空気は上に　エネルギーの動きは上下どちらにも向かいます。

 あなたが砂を選ぶか、空気を選ぶかで　方向は決まります。

コップに半分の水があるとします。 喉が渇いてその水を見つけたとします。 「半分もある」はポジティブを「半分しかない」はネガティブを選んだことになります。 

 両極の二つは同時に存在し、選択によって　現実は生まれます。 

 現実は認識を持って立ち現れる。

一人一人の現実は皆異なり、マトリックスといわれます。 

ホイーラーという物理学者は「この世は人間に記録（観測）されるまでは存在しない」ことを証明する実験をし「ホイーラーの遅延選択実験」として公表しています。 

咲き合ひてへくそかづらのうねりかな　　五島高資 

屁糞蔓は別名灸花とも五月女蔓（さおとめはな）とも言われ、これほど色々な名前で呼ばれる可哀そうな名前はありませんね？

見ればみるほど可憐な花ながら、茎と花に臭気があるためでしょうか？

しかし、自然は良く出来たもので、生命力は嫌われるほど抜群です。

生命のあるものは何かしら取りえがあるものです。 

五島高資 　ご感想ありがとうございます。「五月女蔓」は良い名前ですね。それにしても、ご指摘のように、正負、優劣を併せ持ってこその生命力ですね

高次知性センターは「イエス」か「ノー」かの選択からではなく、「イエス」と「ノー」の共存から思考する。これと同様に、高次感情センターからやってくる感情には対立がない。

また、〈肯定的感情〉はワークの善報としてやってくるという教えもある。〈肯定的感情〉は我々が誘発できるものではない。だが、自己同一化しないワーク、否定的感情に対抗するワークなどによって、また何をしてもお手上げの、かなり厳しい瞬間に自己想起を試みることで、遅かれ早かれ我々は〈肯定的感情〉と呼ばれる、この善報のひらめきを受けとる。それは、ライフで体験するいかなる通常の感情とも全く似るところのない感情である...

- モーリス・ニコル

「イエス」でもあり「ノー」でもある感情とは、どんな感情でしょうか？

一指李承憲@ILCHIjp

川はいつか海に出会うように、人生も終わりに至っては海に出会うようになります。人はそれを「死の海」と言います。ですが、エネルギーの世界を知る人には「生命の海」です。無限の生命エネルギーに満ちた美しい生命の海。人生は死の海へ向かう航海ではなく、生命の海に出会うための旅です。