春陽は癒しのエネルギー

春の陽を後光に薬師如来かな 五島高資 

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春の陽こそが 癒しの力そのものかもしれませんね。 凍てついたすべてを 溶かし温め 眠った大地から命を呼び覚まし 芽吹き、自らを咲かせるまで慈しみ育む春の陽、 如来はそのエネルギーを手のひらから世界に送り届けているようです。 「北風と太陽」の話を思い出します。

民話・昔ばなしのページからコピーさせていただきました。 

あるひのこと、きたかぜが たいように ちからじまんをしています。 きたかぜが いいました。 「ぼくは どんなものでも かんたんに ふきとばすことが できるよ。 せかいで いちばんの つよいのは やっぱり ぼくだね。」 すると たいようは いいました。 「ふふん。たしかに きみは ちからもちだ。 でも、いちばん っていうのは どうかな?」 そこで ふたりは ちからくらべを することに しました。 「よし、それでは ちから くらべを してみよう。 あそこを あるいている たびびとの きている ふくを ぬがせたほうが かちだよ。」 「よし、いいだろう。さいしょは きたかぜくん、 きみの ばんだよ。」 きたかぜは ちからを こめて たびびとに かぜを ふきかけます。 たびびとのふくを ふきとばそうと いうのです。 ところが たびびとの ふくは ぬげません。 「ああ、なんて さむいひなんだ。」 きたかぜは さらに ちからを こめて かぜを ふきつけます。 「ぶうぉー! ぶうぉー!」 ところが ふくを ふきとばすどころか たびびとは さむがって コートを まとってしまったのです。 「あー さむい さむい!」 きたかぜは とうとう あきらめてしまったのでした。 「ふふふ、どうやら だめなようだね。 さ、こんどは ぼくの ばんだよ。みていて ごらん」 たいようは そういうと さんさんと かがやきはじめたのです。 ひえきった そのばしょは みるみると あたたかく なっていったのでした。 「あー、あつい、あつい。きょうは なんという ひだ! さむくなったり あつくなったり!もう、たまらん!」 そういうと たびびとは おもわず ふくを ぬぎ かわに とびこんだのでした。 それをみた きたかぜは たいように いいました。 「なんでも ちからずくで すまそうとした ぼくが まちがっていたね。 ぼくの まけだよ。」 きたかぜは はんせいし それからというもの じぶんの ちからを じまんすることは にどと なくなったのです。 

春の陽の関わりは薬師如来にふさわしく、現代ではカウンセラーのアプローチに匹敵するのではないでしょうか?

昇る日を映して芽吹く楓かな  高資

朝日さす楓に芽吹く光かな  高資

片瀬波映える汀や涅槃西風  高資

片瀬波凪ぐ山影や涅槃西風  高資

 帰朝の際、空海が上陸した大宝の浜

小春日の水面の空へ日の矢かな  高資ー 場所: 妻沼聖天山(歓喜院聖天堂)

一指李承憲@ILCHIjp

自然は私たちにいつも無限の愛と祝福のエネルギーを送ってくれています。私たちも自然と共生している自然の一部です。大気汚染が深刻な今日この頃、自然と人間が共生している地球に祝福のエネルギーを送ります。私たちにいつも資源を供給してくれている地球と自然を思う一日になりますように。

コズミックホリステック医療 俳句療法

吾であり・宇宙である☆和して同せず☆競争ではなく共生を☆

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