紅葉散る烏天狗の翼かな 高資
羽撃ける烏天狗や紅葉散る 高資
http://t-maekawa1108.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-24e6.html より
高尾山薬王院では「飯綱権現」という形で烏天狗が祭られている。
烏天狗のモデルは「八咫烏」である。また山伏の姿はユダヤ人の伝統的衣装そのものである。ユダヤ教のラビであるトケイヤーは、修験者とユダヤ教徒の類似性を著書「ユダヤと日本、謎の古代史」の中で詳細に述べている。まず頭から。修験者は額に兜巾と呼ばれる黒い箱をつける。一般に、それは六角形か八角形、または円形をしており、内部に護符や薬をいれたりする。一方、ユダヤ教徒は儀式の際、額に「ヒラクティリー」という黒い小さな箱をつける。中には「旧約聖書」の一節を記した紙が護符として入れられている。
衣装については、両者とも、ゆったりと服を着用し袖に房をつける。修験者は大きなほら貝を吹くが、ユダヤ教徒は山羊の角笛を吹く。修験者のルーツが陰陽道、すなわちカッバーラにあることを考えると、修験者の格好は儀式を行うユダヤ人の伝統を反映していると言っても過言ではない。
ヤタガラス 日本サッカー協会シンボルマーク
足が三本生えているのが特徴。別名「キンウ」ともいう。陸上自衛隊中央情報隊でも八咫烏がシンボルマークとして使われている。神武天皇が熊野の暗い山道を抜ける際に、金色に発光して天皇を導き、大和への道案内をした。また、日本書記でも「キンシ」という金色に輝くカラスが出現し、神武天皇を助けたとされる。
八咫烏
神道に表と裏があれば、当然ながら、神社にも表と裏がある。一般の神社の総本山といえば、伊勢神宮。これが表神道の頂点である。では、裏神道の頂点に君臨する神社はどこか。それは、言葉を言い換えると、裏神道の呪術、迦波羅の使い手の拠点は、どこかと問うことに等しい。漢波羅の使い手は、みな賀茂氏である。賀茂氏が崇拝する神社の中枢こそ、裏神道における最高権威ということになる。それは京都にある「賀茂神社」になる。裏の陰陽道の名を「迦波羅」という。正確には「カッパーラ」。すなわち、ユダヤ教神秘主義のことを意味する。表の陰陽道の使い手を陰陽師というように、裏の陰陽道、すなわち迦波羅の使い手を.「漢波羅」という。
伊勢神宮に内宮と外宮があるように、賀茂神社にも、下鴨と上賀茂がある。両者の賀茂神社は、まさに裏神道の重要拠点であると同時に、日本の神社における最高権力を誇る。伊勢神宮と表裏一体であり、ともすれば、それを凌ぐ。事実上、全国の神社の総元締めなのである。賀茂神社の重要性を知っている者は、かなり神道に精通した人間であり、しかも、裏神道の漢波羅に秘密組織が存在することは、さらに知る人ぞ知る事実である。彼らは陰陽道はもちろんのこと、迦波羅の使い手である。その恐るべき呪術によって、われわれ日本人の誰一人、自覚することなく、壮大な国仕掛けを施してきた。目的はひとつ。神道の護持にある。しかして、裏神道の漢波羅秘密組織の名は「八咫烏」。
記紀によれば、八咫烏を神武天皇のもとに派遣したのは、天照大神もしくは高御産巣日神。天照大神はいうまでもなく、太陽神。高御産巣日神も、その名に「日」という文字が含まれていることからわかるように、太陽に関わる神。というより、裏神道において、両者は同一神である。つまり、八咫烏は太陽神の使いなのだ。実際、中国神話において、烏は太陽の象徴である。恐らく、太陽表面の黒点を烏に見立てたのだろう。烏は太陽の精とされる。なかでも、太陽に住むとされる烏は特別であり、金色に輝く「金烏」と呼ばれる。太陽神の使いとされる八咫烏は、この金烏にみたてられている。これを裏付ける証拠が足の数である。金烏と八咫烏の足の数は共に三本で表現される。
三本足の烏で思い出されるのは、三本足の鳥居。すなわち、三柱鳥居である。三柱鳥居が表現するのは、造化三神であり、原始キリスト教の絶対三神だった。最古の三柱鳥居が立つ蚕の社は秦氏が建立した神社であり、そこから勧請されたのが、下鴨神社であり、そこを拠点とするのが漢波羅なのだ。つまり、八咫烏の三本足は絶対三神を象徴しているのである。八咫烏の名を掲げる漢波羅秘密組織は、まさに原始キリスト教の根幹であり、恐るべきカッパーラ呪術の使い手なのだ。ちなみに「造化三神」とは、混沌とした宇宙から出現した根源的な絶対神「天之御中主神」、「高御産巣日神」、「神産巣日神」をいう。キリスト教の絶対三神は「御父と御子と聖霊」。
記紀において、巨大な烏と描かれる八咫烏であるが、その正体は人間である。下上賀茂神社の伝承によれば、八咫烏の名は「賀茂建角身命」といい、賀茂氏の太祖なのである。当然ながら、八咫烏の名を冠する漢波羅秘密組織の人間もまた、賀茂氏、それと同時に、レビ族ユダヤ人原始キリスト教徒である。しかし、彼らには名前も戸籍もない。ただ、一生を神道の護持のために捧げる。ただ伝説の妖怪、天狗を比喩として、わずかに痕跡を辿れる程度である。俗にいう「烏天狗」のモデルは、彼ら八咫烏である。彼らは得体の知れない者として描かれるが、それは八咫烏の呪術が脊景にある。漢波羅による呪術をもって、八咫烏は歴史を動かしてきた。歴史は夜作られるという諺通り、彼らは闇夜の烏となって、陰に陽に様々な工作を仕掛けてきた。
例えば、江戸時代を築いた徳川家康だが、その家紋はというと、三葉葵。葵は葵祭りの葵であり、下上賀茂神社の社紋である。つまり家康の正体は賀茂氏なのである。このように、八咫烏は歴史の節目節目に、息の掛かった者を送り込み、国体を守ってきたのである。八咫烏の人数は、わかっているだけでも数十人。恐らく70人前後であると推定される。組織というように、そこにはヒエラルキーがあり、中枢を担っている八咫烏は12人。いわば「12烏」である。注目してほしいのは「12」という数字である。八咫烏は賀茂氏であり、秦氏の中の秦氏であった。秦氏はユダヤ人原始キリスト教徒だ。したがって、八咫烏はユダヤ人原始キリスト教徒の事実上、最高権力者であるといっても過言ではない。
キリストが生きていた時代、原始キリスト教徒たちの中心組織は何か。12人の直弟子から成る組織といえば、イエス・キリストの「12使徒」である。伝説によると、ペテロ以下、唯一ヨハネを除く11人は伝道の地で殉教。少なくとも1世紀末には、12使徒の組織は消滅したと考えられている。が、イエスを裏切ったイスカリオテのユダが自殺した後、12使徒の空席をマッティヤが埋めた。つまり、ヨハネを除く最初の12使徒たちは、みな死んだが、組織そのものまでなくなったわけではない。それを継承したのはエルサレム教団である。そのエルサレム教団の末裔が秦氏ということは、今日まで続く漢波羅秘密組織の「12烏」は、失われたとされるイエス・キリストの12使徒である可能性が高い。いやはっきり断言してもいいだろう。八咫烏とは、イエス・キリストの70人の弟子たちであり、その中核は12使徒である。彼らには、イエスから与えられた特別な権能があるゆえ、迦波羅を極めることができた。
神道の最高権威は天皇である。天皇は日本という国を治める王権を手にしたいわば予言者である。その権能は大嘗祭によって、代々、継承されていく。これに対して、八咫烏は本来は天皇が行うはずの祭祀を一手に担っている。天皇に、もしものことがあった場合でも、一時も途切れることなく祭祀を行い続ける。彼らは天皇の影であるといっても過言ではない。天皇が天照大神であるように、八咫烏は造化三神でもある。すなわち、八咫烏の中核である12烏にも、上部組織がある。それが八咫烏の中の八咫烏、すなわち「大烏」である。大烏の数は3人。彼らは3人で、ひとりの「金鵄」を形成している。つまり、金鵄とは、もうひとりの天皇。すなわち「裏天皇」なのである。金鵄は裏天皇であるがゆえ、八咫烏は神道を支配できるのだ。したがって、八咫烏を知らずして、神道を見極めることは不可能。 飛鳥昭雄、三神たける著 心御柱の謎より抜粋
https://ranyokohama.amebaownd.com/posts/6355338?categoryIds=2097611
【八咫烏】
八重雲を道別きに道別く西日かな 高資
逝く夏や日に魁ける八咫烏 高資
三足の烏に釣瓶落しかな 高資
指の輪に重ねて秋の入り日かな 高資
不動岳の方へ沈む夕日
0コメント