https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1476972834?__ysp=44Gb44KT44Gu44GL44Gc44Go44GN より
吹きわたる無数の風という意味ですね。私は死んだのではなく、地球上に吹きわたる風になったと言っているのです。私の魂は風になって、この地球のあらゆるところへ動いているのだから、お墓の前に佇み泣いてもそこに私はいないんだよ、と残された者に語りかけているのです。
私の魂を感じたいのなら、いろんな場所へ行って、私を感じてください。私は風になって、世界中のいろんな場所であなたを優しく包むでしょう。
そういう意味なのではないでしょうか。
※「千の」の原語 “a thousand” は無数の、多数のという意味です。
※「風」の原語 “wind” は魂とか生命の象徴と言われています。
風は数えられませんが・・・数え切れないほどいろんなところで吹いている風を
いつも貴方の周りで吹いている風を千の風と表現しているのでしょう。
「千の風になって」の「曲」について、私は、多くの人と違う意見を持っています。
「千の風になって」の元の歌詞である「A THOUSAND WINDS」は、IRAのテロの犠牲者になった青年が、自分が死んだ時に読んでもらうよう、両親に渡した手紙に残されていた歌詞だといわれています。
また、アメリカの同時多発テロの追悼式にて、テロでなくした父親を偲び、11歳の少女がこの歌詞を朗読し、その際も世界中で多くの人々の共感を呼び、大きな反響でした。
この作者不詳の詩に、日本人が曲を付け、「千の風になって」とし、2005年に発表し、様々なアーティストがカバーし、その後徐々にブームになり、2006年末のNHK紅白歌合戦出演で歌われ、現在も話題沸騰中とのこと。
私は、個人的に、この「歌詞」には大変共感を覚える一人ですが、どんなにヒットしても、この「曲(作曲)」には賛成できません。
この詩は、アメリカの同時多発テロの追悼式で朗読されました。
世界中の人が、その時、それぞれにイメージを持ちました。
中には、曲なんてつけて貰いたくなかった・・・という人もいるでしょう・・・。
私もその一人です。
その「詩」に、営利のために曲をつけて儲けている人がいる。
世界中の共通の遺産である「A THOUSAND WINDS」をダシにしてね。
勝手に、曲を付けて、結果的に、世界中の人々がこの詩の持つイメージを固定化した。
その罪は重い・・・と思っています。
アメリカの同時多発テロの追悼式にて、テロでなくした父親を偲び、11歳の少女がこの歌詞を朗読したときに、果たして彼女は金銭で朗読したでしょうか?
この詩がなかったら、この曲は存在しなかった・・・。
この詩は、ある特定の人を儲けさせるための「詩」じゃなかった・・・。
心地よい響きに、お金を出すのは、結構なんです。
しかし、この詩の由来から言って、この詩だけは、絶対手を加えてはいけなかったと思っています。
多くの犠牲者を悼む「詩」に、「儲け」が付着した。
残念でしかたがないんです。
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