風の名称辞典 ②

http://accent.main.jp/kaze/na.htm    より

【風の名称辞典】 

大強風  ビューフォート風力階級の9。 参照  [だいきやうふう]

大風  強風。また西風の異名。

台風(颱風)  夏から秋の強風。たいふう。  ビューフォート風力階級の12以上。 参照

高西風(たかにし)  関西地方以西で10月ころ急に強く吹く西風、北西風。

卓越風  いつも吹きやすい風。常風。[たくゑつふう]

だし  →出し風

出し風  山から吹いて沖へ向う風。山から吹き出す意味とも、船出に便利な意味ともいう。山形県庄内地方の清川だし、新潟県北部の荒川だし、北海道後志支庁寿都(すっつ)の寿都のだし風など。

太刀風  刀を振ったときに起こる風。

竜巻  大気の下層に起こる巨大な漏斗状・柱状の激しい渦巻。

谷風  日中、谷底から山頂に向かって斜面を吹きのぼる風。

束風  →玉風

玉風  東北・北陸地方の日本海沿岸で、冬に北西から吹く暴風。たばかぜ。

暖風  あたたかい風。

長風  非常に遠くから吹いてくる風。また、遠くまで吹いていく強い風。[ちやうふう]

筑波東北風(つくばならい)  筑波山の方から吹いてくる北風。[つくばならひ・つくばならい]

辻風  旋風。つむじかぜ。

つむじ  つむじ風。

つむじ風  旋風。

強東風(つよごち)  春、東から吹く強い風。

手風  手の動きによって生じる風。

天狗風  急に吹き降ろす旋風。

天風  高空を吹く風。

東風  ひがしかぜ。→こち

通り風  さっと吹き過ぎる風。[とほりかぜ]

時つ風  ほどよいころに吹く風。時節にかなった風。順風。また、潮の満ちる時刻になると吹く風。

都市風  都市に特有の風。

突風  突然の強風。疾風。

流し  梅雨の前後に吹く湿った南風。木の芽どきに吹く木の芽流し、茅(ちがや)の花の咲く頃に吹く茅花(つばな)流しなど。

波風  波と風。また、波を起こす風。

ならい  冬に吹く強い風。東日本の海沿いの地でいい、風向きは地方によっていろいろ。ならい風。[ならひ・ならい]

ならい風  →ならい [ならひかぜ・ならいかぜ]

南風  みなみ風。→はえ

軟風  そよ風。微風。  ビューフォート風力階級の3。 参照

難風  船の航行を困難にする風。

鳰(にお)の浦風  琵琶湖の上を吹く風。[にほのうらかぜ]

にし  西風。

熱風  熱い風。

野風  野原を吹く風。

野分き  秋の暴風。台風。野分きの風。のわけ。

野分の南風(のわきのはえ)  雨の少ない南の強風。

南風(はえ)  西日本一帯で南または南寄りの風のこと。

葉風  草木の葉を動かす風。

羽風  羽の動きによって起こる風。あるいは舞人の袖による風。

刃風  刀を振るときに生じる風。太刀風。

爆風  爆発による衝撃風。

初秋風  初秋のころに吹く風。

初嵐  秋の初めに吹く強い風。

初風  その季節の最初の風。特に初秋風。

初瀬風  大和の初瀬の辺りを吹く風。

花嵐  桜の花の盛りのころに吹く強風。

鼻嵐  激しい鼻息。

花風  桜を散らすように吹く風。

浜風  浜に吹く風。浦風。

はやち  →はやて

はやて(疾風)  急に吹く風。しっぷう、陣風。

春嵐  春の嵐。しゅんらん。春疾風。

春一番  立春を過ぎて最初に吹く、昇温を伴った強い南風。春一(はるいち)。2番目、3番目を春二番、春三番という。

春風  春の穏やかな風。しゅんぷう。

東風(はるかぜ)  とうふう。→こち

春疾風(はるはやて)  春嵐。春荒(しゅんこう、はるあれ)。はるあらし(春嵐)。

ひかた  日のある方から吹く風の意味。広く日本海側一帯でいわれる夏の南寄りの強い季節風。

悲風  哀感をさそう風。主に秋の風。

微風  そよかぜ。

飄風  急に激しく起る風。[へうふう]

平野風(ひらのかぜ)  奈良・三重県境の高見山の西麓に吹く冬の強風。

ビル風  高層ビルの回りに起きる強い風。

広戸風  岡山・鳥取県境の那岐山(なぎさん)南麓に吹く強風。

便風  都合のよい風。順風。

舞台風  劇場で幕が上がる時、客席に向かって舞台から吹き出してくる冷たい風。

平穏  ビューフォート風力階級の0。 参照

へつかぜ(辺つ風)  海岸を吹く風。

便風  →びんぷう

貿易風  赤道付近の南北から赤道へ向かって吹く風。昔、貿易帆船が利用した。

暴風  激しい風。嵐。  ビューフォート風力階級の11。 参照

帆風  順風。追い風。

北風  きたかぜ。朔風。

星の入東風(ほしのいりこち)  中国地方で陰暦10月ころ吹く初冬の北東風。明け方昴(すばる)が没する時刻に吹きやすいという。

盆東風(ぼんごち)  夏の終わりに吹く東風。暴風雨の前兆という。

舞い風  つむじ風。旋風。[まひかぜ]

魔風  もの恐ろしい、不吉な風。

まじ(真風)  西日本で南または南西の風をいう。桜まじ、油まじなど。まぜ。

まぜ  →まじ

松風  松を吹く風。松籟。

まとも(真艫)  船の船尾の方向から吹く風。

魔風  →まかぜ

まつぼり風  阿蘇の火口原にたまった冷気が外輪山から熊本平野へ吹き出す強風。まつぼりは余分、へそくりなどの意味。

豆台風  小さな台風。

港風  港や河口に吹く風。

みなみ  夏の季節風。南風。

南東風(みなみごち)  東のやや南寄りから吹く風。

向かい風  向こう風。逆風。[むかひかぜ]

向こう風  向かい風。[むかふかぜ・むかうかぜ]

猛風  強風。[まうふう]

八重の潮風  はるか遠くの海から吹いてくる風。[やへのしほかぜ]

矢風  矢が巻き起こす風。

山颪(やまおろし)  山から吹き降ろす風。

山風  山の風。また、山からの風。

山下風  山の麓に吹く風。山から吹き降ろす風。

山背  山を越えてくる風。また、夏に東北の太平洋側に吹く冷たい北風。山背風。

夕嵐  夕方に吹く強風。[ゆふあらし]

夕風  夕方の風。[ゆふかぜ]

雄風  勢いがありすがすがしい風。  ビューフォート風力階級の6。 参照

夕下風  夕方、地面をはうようにして吹く風。[ゆふしたかぜ]

夕山風  夕方、山から吹いてくる風。[ゆふやまかぜ]

雪嵐  吹雪。

雪風  雪と風。また、雪交じりの風。吹雪。

夜嵐  夜の嵐。

夜風  夜の風。

横風  横から吹く風。

横しま風  横なぐりに吹く風。

四方の嵐  あたりを吹き荒れる嵐。

夜半の嵐  夜吹く風。一夜で桜花を散らす嵐。[よはのあらし]

嵐気  湿りけを含んだ山の空気。山気。

陸風  夜間に陸から海へ向って吹く風。陸軟風。

陸軟風  →陸風

涼風  涼しい風。[りやうふう]

緑風  青葉を吹く、初夏の風。薫風。

冷風  冷たい風。

烈風  激しい風。

若葉風  若葉の頃の風。

和風  穏やかな風。春の風。  ビューフォート風力階級の4。 参照

コズミックホリステック医療 俳句療法

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