寄り添ふて世にふたもとの未敷蓮華 高資
Beyond the stream of time
lotus buds are snuggling up to each other Taka
私が生まれたのも昭和43年です。
泥土を養分にして美しい花を咲かせる蓮。美智子妃にちなんだ舞妃蓮は、そんな蓮以上に華麗で高貴だとか。泥土に生きながら より華麗で高貴な「新しい蓮の命」を生きるためのシンクロ誕生年でしょうか?
命を輝かし切った後の安堵の溜息???蛹のように蓮の命は泥土に籠り、春の訪れを待つのでしょうね。
泥土より三世を統べる蓮かな 五島高資
葉に我を忘れてゐたり雨蛙 高資
葉の上の色即是空あまがへる 高資
たまゆらの龗神やあまがへる 高資
自然と一つになり溶け込む保護色!!!動物は本来無我の命といえるのでしょうか?無我であれば恐れや不安はないのでしょうか?無我になる勧めをよく見ますが 吾であることを失えば単なるカオスになると思うのですが?自分がすべてと溶け込む体験はトランス状態になると必ず訪れます。しかし顕在意識の日常では吾として存在するしかない感じです。私の実感では無我は体験であり、私の実存は「吾であり、宇宙であるワンネス」と捉えられるのですが?
散つてなほ十善を持す蓮かな 高資
十界に通ひて蓮の散りにけり 高資
蓮散つて十地を徴す花托かな 高資
たまきはる命なりけり古代蓮 高資
五百年の影を解きて蓮咲けり 高資
中今を統べてや蓮の花光る 高資
洞涼し蓮華の壁の蕾みたる 高資ー 場所: 幽玄洞(鍾乳洞)
龍の眼や滴る洞にしづめたる 高資
葉隠れにほころぶ蓮の光かな 高資
傾く日にためる力や蓮の花 高資
子を待ちて微笑む蓮の蕾かな 高資
写真提供 : 印南洋造氏
日と月と統べたる蓮の蕾かな 高資
泥土(うひじ)より生れて蓮の実飛びにけり 五島高資
閑かさやまだ咲く前の蓮の池 高資
蓮の実の飛んで水面に日の光 高資
早朝、光琳寺を参拝してきました。報恩感謝!!
かくりよへ通う九曜や蓮の花 高資
たまたま雌蘂の数が九つあり、それぞれ泥土につながっているのかと思いました。「陰(土気)極まって陽(九曜)となる」ですね。ちなみに九曜紋は細川家の家紋で、その菩提寺の高野山總持院で阿息観を教わったことがあります。羅睺は不動明王です。よく分かりませんが、日蓮宗での九曜は妙見信仰と関係があるのではないでしょうか。
報恩寺の雲水を詠める
蓮咲いて吾唯足るを知る身かな 高資
古池や蛙吾唯足るを知る 高資
臨済宗妙心寺派 ・報恩寺
今日は、芭蕉が『奥の細道』で訪れた那須の雲巌寺の住職をお迎えして「碧巌録」の講演と座禅会が行われていました。
天地(あめつち)を結んで水に蓮ひらく 高資
千葉市美術館の「仏像半島―房総の美しき仏たち―」を観覧してきました。特に、東明寺の薬師如来立像・十二神将立像、勝覚寺の四天王立像、各地の妙見菩薩像などに感動しました。美術館があるあたりは、ちょうど縄文の古代蓮「大賀蓮」が発見されたところです。
駒返る草や水面に街ゆれる 高資
天つ水仰ぎて待つや都鳥 高資
蓮枯れて天地ひらく間かな 高資
天地のひらく兆しや蓮の骨 高資
観蓮会(印南邸)
指先に天つ日影や舞妃蓮 高資
香を纏ひ天津御空へ舞妃蓮 高資
黄金なすはちすや星の育まる 高資
黄金なすはちすに星の位かな 高資
指の輪の蓮のつぼみや観世音 高資
木造聖観世音菩薩立像・大関観音(県指定文化財)
宇都宮市文化財解説ボランティア養成講座の現地学習で大関観音を訪ねました。大関観音は、普段見ることの出来ない秘仏で今回拝観する機会を得たのは幸甚でした。その由緒は不詳ですが、平安中期の作と推定されています。国重要文化財の木造聖観音立像(延暦寺横川中堂安置)は、右手が親指と中指で輪を作り左手が蓮華を普通に握っていますが、この大関聖観音は、一木造り(榧)であり、阿弥陀仏の下品中生と同じく左手でも中指で輪を作っているところが特異だと思いました。ちなみに左手に持つ蓮華は東京国立博物館で展示された際に後付けされたものです。本来、阿弥陀仏との混合仏として下品中生なら蓮は持たなくても良いのかもしれません。なお、一般的に観音像では施無畏印や与願印が多いのですが、飛鳥時代の観音像や鑑真和上に随伴した工人が造った「唐招提寺」の木彫像にも榧が使われており、また、白鳳時代の作である薬師寺東院堂の聖観世音菩薩像もやはり指で輪を作る説法印(転法輪印)を結んでいることを考えると、それらと同じような特徴を持つ大関観音の製作時期は、現在推定されている平安中期よりもう少し溯るのではないかと私は思います。いずれにしても古い時代の榧一木造りで西域の影響を感じさせるスマートな造形美を持つ大関観音はとても貴重な文化財と考えられます。奈良時代、東大寺や筑紫観世音寺と並んで日本三戒壇の一つとして下野薬師寺が興隆した頃に繁栄した東国仏教文化にその淵源があるのかもしれません。
ここに咲くこれからを咲く蓮華かな 高資
遍照もまづ足もとの蓮の花 高資
蓮の香や大円鏡智と黄泉帰る 五島高資
蓮池や青葉に通ふ水の精 五島高資
蓮池に通へる水や緑さす 五島高資
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【ヤマサ蓮の花 555】
https://plaza.rakuten.co.jp/mtfujikon/diary/200807210000/ より
烈日の下で咲くハスの花
連日37度前後の猛暑日となっている日本列島
人間の体温より、高い気温の猛暑列島
そんな烈日の日々、暑さを物ともせず
涼やかに池面を覆い尽くすハス
見事に咲き誇る
水元公園の蓮池
ハス(水元公園・葛飾区)
(学名:Nelumbo nucifera Geml.ハス科の多年生水草。根茎は泥中を横にはい、
先端部に養分を貯え、肥大する。この根茎の肥大部分がレンコンである。
ハスは、日本、中国から東南アジア、インド、来たオーストラリア、
ヨーロッパ南部、北アフリカに分布。
ハス科はハス属のみで、ハス属にはもう1種、
キバナハスが知られている。これは北アメリカが原産。)
ハスの歴史は古く
インダス文明のモヘンジョ・ダーロ遺跡から
ハスの飾りが出土し、
すでに古代インドでは、
多産や生命誕生のシンボルとされていたらしい。
中国でも、周代の「詩経」にすでにその名が見られ、
茎、蓮根、種子、花などそれぞれ利用されていたという。
ハスは日本にも自生し、
2000年前の地層から発見された3粒の種子は、
よみがえり花を咲かせた。
(大賀ハスと呼ばれる古代ハス)
ハスの花の造りの見事さ、
神秘さ、
ハスの花(水元公園・葛飾区)
(ハスの花弁は独特で、ガク片から花弁へと連続的にらせん配列されており、
めしべの数が多い。めしべの先にはジョロのような穴が開いている。
これらの特徴は、原始的な花の特徴で、植物系統上のハスの古さを示している。
花後、花床が肥大して、多数の子房が中に埋もれた果実となる。
それをハチに見立て、ハチスと古くは呼んでいた。和名、ハスの名の由来でもある。)
汚い泥土から、美しい花を咲かせるハスは、
極楽浄土に咲く花と見立てられ、
極楽浄土の象徴になっている花。
インドでは3世紀初めより、
仏像をハスの花をかたどった台座上に置くようになった。
(ハスの生育する泥の中は、酸素が少なく本来は、生育に適していないが、ハスは
葉柄を通して、地下茎に達している穴を通して、地上の酸素を運搬し、
根が必要とする酸素を得ている。いわゆるレンコンの穴は、
悪条件の泥土で生きるハスにとっては、いのちの糸でもある。)
ハスの葉も又、泥土の中に棲みながらも
清らかで美しい。
僧正遍昭は、古今和歌集で、そのハスの葉を
「はちす葉の濁りに染まぬ心もて何かは露を玉とあざむく」
と詠んでいる。
(ハスの葉は、泥中の中に生きていながらも、濁りに染まらない心を持っているのに、
どうして、葉の上におく露を玉だと見せて人をだますのか。)
僧正遍昭は、ハスの葉の清々しさを逆説的に詠んでいる。
ハスは、人類の歴史とともに
人々の暮らしのなかで役立ってきた植物。
地下茎はレンコン。実はスープや製菓材料。葉は料理の香りをつけ、
ご飯を包んで蒸したりする器。花径は、タイでは野菜にされ
、葉柄からお酒を抽出したり、種子からお茶とったり、などなど、
全ての部分を余すことなく利用し、人々の暮らしを豊かにしてきた。
数千年の時空を超えて、
いのちを繋いできたハス
烈日の炎天下のもと
涼しげに今日も
ハスは
ハス池で清らかに華麗に咲く
《 明 日 》
はきだめに
えんどう豆咲き
泥池から
蓮の花が育つ
美しき種あり
明日何が咲くか
ハス(水元公園)
この「明日」という詩は、
安積得也の「一人のために」という詩集から転載したものです。
この詩集は、
明日への希望や勇気を、
人々に与える素敵な詩で満ちています。
人間が生きることの尊さを高らかに歌っています。
蓮の写真 https://commons.wikimedia.org/wiki/Nelumbo_nucifera?uselang=ja
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/df8524580ba47210f621e8d0bb61bf75 より
【人も花も、置かれた場所で懸命に咲く】
野に咲く花は、生まれた場所で懸命に咲きます。
・ どうして、ここに生まれたのだろうか?
・ ここより、どこにも行けません。
・ 咲いている時間は、短い。
・ でも、嬉々として、
・ 何も考えずに、
・ 今のこの場所で、一生懸命に咲きます。
遠くに見える他所で咲く花を見れば、そこに行きたく成るかも知れません。
でも行けませんから、苦しくなるものです。
だから、今の場所で、日々を懸命に咲いていれば、他所を見る苦しみは生じません。
そして、今の場所を楽しみます。
私達も、どうしてココに生まれたのでしょうか?
でも、生まれた限りは、
・ 今の自分の居る場所で、懸命に出来る最大限をすることが幸福に繋がります。
今のこの場所で懸命に咲いていれば、
・ いつか風が吹いて来て、枯れ掛かる自分の種(魂)を遠くに運んでくれるかも知れません。
・ そして、またそこで懸命に咲くのです。
風は、神様かも知れません。
でも、このような旅を100回も繰り返せば、少し飽きるものです。
「風よ、もっと燃えるような困難な中から、私は咲いて見せたいのです」
と頼みます。
風は、「分かったよ」と言いました。
すると気が付けば、泥沼の中に居ました、笑。
これは大変だ、最悪だ。もうダメかも知れない。
周囲の丘を見れば、皆が楽しそうに、キレイな場所で咲いています。
よし、泥の中でも頑張るんだ、楽しむんだ。
そして気が付けば、泥の中でも咲いていました。
この時に、大切な何かが、分かったのです。
でも、言葉に出来ない何かなのです。
ふと見上げれば、大空が無言で広がっていました。
大空が、上空に無言で咲いていたのです。
ずっと、私のことを見ていたのです。
他所に居た時も、この大空が上から見ていたことを思い出します。
誰も一人であることは無かったのです。
風と同行二人(どうこうににん)。
今日も、この場所で懸命に咲いて見せましょう。
http://coaching-stage.com/3419/ より
【花のメッセージ(12) 蓮の花「あなたの地上天国 ・・・」】
昨日7/2、東京上野の不忍池に行きました。
蓮の花はちらほらで、
蓮の葉で覆われた不忍池は緑の世界になっていました。
・・・・蓮の花のメッセージ・・・・・
あなたの地上天国を「今」作ってください
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
蓮の花は極楽浄土の花と言われ、
死後や天国を連想させますが、
「今」この瞬間に、
「地上天国」を作り出して、
あなたの花を咲かせて下さい。
「でも・・今のこの環境ではムリ」と思うと、
この「今」が生かせなくなります。
「今」を殺してしまったら元も子もなくなります。
元も子もなくなるとは、
新しい現実を創る基盤が無くなるということです。
写真を見ると、
花も本当に一生懸命です。
光に向かってまっすぐ伸びる花があれば、
自分の体をグニュと折り曲げて、
光に向かう花もあります。
私たちも、
今ここに「地上天国」を作り出すために、
光を求めて成長する生き物なのだと思います。
光はどこに?
光って何?
どこに向かえばいいの?
あなたの答えは、
必ずあなたのいる現実に完璧に用意されています。
だから、まずは一歩を踏み出してみましょう。
三界の昼を燈せる蓮かな 高資ー 場所: 妻沼聖天山(歓喜院聖天堂)
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