初空に円をいただく柱かな 高資
安国山聖福寺(国指定史跡、日本最古の禅寺、開基・源頼朝、開山・栄西)ー 場所: 聖福寺
日と月と統べたる蓮の蕾かな 高資
写真提供 : 印南洋造氏
三月の空へ御柱立ちにけり 高資
学問の神御柱・蒲生神社(御祭神・蒲生君平)
雷の上に庵るや宇都宮 高資
天地を人と結ぶやいなびかり 高資
赫へる自鏡山かな秋の虹 高資
『鳳や天草に立つ春の虹』
宮柱太敷き立てて伊勢の秋 高資
みはしらを登れる蔦の青さかな 五島高資ー 場所: ワグナー・ナンドール アートギャラリー
【神様の数え方】
http://ak8mans.com/kamisamanokazoekata.html より
皆さんは神様の数え方をご存知でしょうか。神様は一柱・二柱というように、 柱(はしら)と数えます。では、なぜはしらと数えるのかについて考えてみたいと思います。
古来より日本人は、自然の中に神々の存在を感じていました。温暖で四季を持つ日本では、自然は人々に豊な恵みをもたらし、人々は恵みに感謝し、そこに神を感じたのです。神道は、このような神観念に基づき自然発生した民族信仰とも言うべきもので、自然全てに霊性を認め、畏敬と感謝の念を持ってきました。
そもそも神社のご本殿やご神体は、大自然そのものでした。山国である日本にとって、森は神々が存在する場所でした。現在でも神社には緑深い鎮守の森があり、大切に管理保護されています。木には生命があり、そこには魂が宿っています。神道にはことさらに木を大切にする宗教文化があるのです。
こうした気や森を大切にする宗教文化の土壌があるからこそ、神霊が宿るひと きわ大きな木で作られる大黒柱に神がいると信じ、神を柱と数えたとしても不思議ではありません。古代において、柱を建てるという事はとても大切なことでした。20年ごとに行われる伊勢神宮の式年遷宮において、神宮正殿の床下に奉建される「心御柱(しんのみはしら)」は、建築上には全く意味をなしません。しかし神殿成立以前の本来的な神籬を形象化したものと考えられ、神宮の聖なる中心ともいえます。しかもその忌柱 は、御用材中最も重要視されるのです。また、信州の諏訪大社にお いて7年に1度、寅と申の年に行われる「御柱祭」でも、社殿の四隅に巨木が建 てられます。その巨木は奥山で切られ、勇壮な木落としを経て社地の4隅に奉建されるのです。この御柱も社殿建築上はまったく関係のない柱です。
大地に御柱を立てるということは、あたかも天と地を結び、天空に宿る神霊をこの地にお招きしているかのようです。大地に永久に立ち続け、この地の安定と国土の永遠の安定とを願い奉献された御柱には、確かに神が宿るのです。
https://kaiun.sseikatsu.net/kazoekata/ より
神様はどうして柱?
日本の神様を数えるときにも独特の数え方があります。
一柱、二柱といいます。
柱(はしら)が神様を数えるときの数助詞です。
神様は人ではありません。ではなぜ「柱」なのでしょうか?
縄文時代の日本人は巨木を神聖なものとして崇拝していました。日本は森が多く緑豊かな土地です。森のなかでも特に大きな木には神様が宿ると考えていたのです。現在でも神社などには御神木があります。これも巨木が崇拝の対象だった時代の名残なのです。
縄文時代も後半になると神様が降臨するのは自然の木だけではなくなりました。人間が建てた大きな木の棒も自然の巨木と同じように神様が宿るようになったのです。三内丸山遺跡からは柱のあとが発見されています。現在は櫓のようなものが復元されていますが、本当は柱だけだった可能性が高いです。
おんばしら
諏訪神社では現在でも柱が神聖なものとして建てられています。これも縄文時代からつづく巨木・柱信仰の名残です。弥生時代や古墳時代になっても柱を立てる=神様をお祀りするという考えは続きました。
事実、伊勢神宮の本殿の中には密かに大きな柱があります。式年遷宮をしてもこの柱だけは変わりません。古代には柱を御神体をしていた名残だともいわれています。
時代と共に御神体は柱でなくてもいいようになりました。鏡などの人工物でも降臨することができるようになったのです。
それでも「柱や巨木が神聖なもの」という考えは現在も残っています。
神様を一柱、二柱と数えるのは日本人が巨木や巨木を模した柱を御神体としていたころの名残なんです。
また平安時代に作られた延喜式では一座、二座と書かれています。座(ざ)が数助詞なんです。神様がそこに鎮まること(降臨すること)を「鎮座」といいます。「何柱の神様が鎮座しているか」というのを表現した数え方です。ちょっと特殊な数え方なので、普通は一柱、二柱でかまいません。
お神輿は 基(き)が数助詞です。一基、二基と数えます。
玉砂利に色なき風の渡りけり 五島高資
柏手に破風の羽ばたく葉月かな 五島高資ー 場所: 諏訪神社
全身振りは 人体のエネルギーの柱を整える中心軸 トレーニングとなります。
スワイショウ
ふりふり体操
1.腕振り
肩の力を抜いて、背筋を伸ばし、両足をぴったりとじて立ちます。腕を真上にあげ両手を組み、掌を天井に向けて、腕を右に軽く倒します。次は左に倒します。 リズミカルに左右繰り返します。
2.胸振り
1と同じように立ち、つま先が開かないようにします。
両腕を肘で折り曲げ、胸の位置でキープします。胸を上半身ごと、左右に振ります。
3.みぞおち振り
上と同じように立ち 腕を肩の位置で横に伸ばします。手首を90度に立て、指先を上に伸ばし、背筋を軸にしてみぞおちを左右に振ります。
4.腰振り
上と同じように立ち、ジョギングする時のように手を腰の位置で構え 腰を左右に振ります。
5.腕(前方)振り
足を肩幅に開いて、両足が平行になるように立ちます。手を組んで腕を前に伸ばして胸の高さにキープします。背筋を中心にして腕を左右に振ります。
6.腕(後方)振り
5の立ち方で立ち、手を後ろで組んで 肩甲骨がくっつくように腕を伸ばし、左右に振ります。
7.足振り
手は後ろで軽く組み、右膝を上げて、床と太ももが平行な状態でキープします。ひざ下を前方に振ります。右足も同様にします。
8.ストレッチ
足を開き、ゆっくり体を前に倒します。膝が曲がらないように留意し、体の重心を左右に傾けます。
9.丹田叩き 10.腸運動
全身振り
振る運動は心身が最もリラックスしやすい運動です。
先ず全身振りから取り組んでください。各々20回ずつ行います。
1。脇から両手を体側に沿って振りおろす。
2.脇から両手を前に出す。
3.脇から両手を横に伸ばす、肩の高さで。
4.脇から両手を上に振りあげる。
5.腰の高さで身体を左右に捻じりながら 振る。
6.脇の高さで身体を左右に捻じりながら 振る。
7.身体を捻じりながら 高く左右にふりあげる。
8.上から下に振りおろす。
西式健康法より
金魚運動
金魚が水中を泳ぐように、体を左右に振る有酸素運動。
床の上に仰向けに寝て、両脚をまっすぐ前方にのばし、両手のひらを後頭部に当てる。その姿勢を保ったまま、ひらがなの「く」の字を描くイメージで、体を左右に振る。
毛管運動
手足を垂直に上げて微振動させることで、毛細管現象を生じさせ、 血流を促進します。
三界の昼を燈せる蓮かな 高資ー 場所: 妻沼聖天山(歓喜院聖天堂)
日盛りの橋を支える鳥居かな 高資ー 場所: 鬼怒川 Kinugawa
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