むらさきの雲をあふれる西日かな 高資
東京と江戸を廻れる緋鯉かな 高資
石橋の青葉若葉を結びけり 高資
石橋の影や緋鯉のかがよへる 高資ー 場所: 浅草寺影向堂
振り返へる香に鈴なりの馬酔木かな 五島高資
大手門址や馬酔木の匂ひ立つ 五島高資
卵買つて馬酔木咲く橋渡りけり 五島高資ー 場所: みはし通り
水天にかかる大山蓮華かな 高資
天雲へさ渡る大山蓮華かな 高資
Onto the clouds ;
Magnolia in full blossom
spans across the stream T.Goto
川崎城址(Kawasaki Castle)・朝業橋(Tomonari Bridge)
空堀をまず萌え渡る大手かな 高資
勝山城址ー 場所: 勝山城跡
瀬をはやみ滾つ蛇橋や霞立つ 高資
神橋を過ぎてのどけき流れかな 高資
補陀落へかけたる橋や鐘霞む 高資
龍淵に潜む神橋あたりかな 高資
冴返る橋を白龍神社かな 高資ー 場所: 伊勢崎 白龍神社
枯れて映ゆ五反田池の五百枝かな 高資
うらやすの天長節や龍の髭 高資
白龍神社(主祭神 : 伊弉諾尊、伊弉冉尊、白光龍神)
https://www.imap.ne.jp/news_detail/page/286/1805 より
【五反田沼に浮かんでいるかのような御嶽山白龍神社】
白龍神社の近くまで行ってまず驚くのが、朱塗りの柵にぐるっと囲まれた沼と、その奥に鎮座する朱塗りの屋根の社殿の見える風景!
伊勢崎の数ある神社の中でも、このような鮮やかな雰囲気の神社はそう多くはないように感じます。
駐車場脇にある参道となっている橋は、ゲートが千本鳥居のようにも見えて気持ちが引き締まるよう、橋を渡り始めると変わる空気感は、沼の上にいるから…ということではないのかもしれないですね!
参道となっている朱塗りの橋 まずはこちらで身を浄めます
橋を渡ると左手に手水舎があり、そこには金色の布袋様と共に、赤城大通龍大神という雨水の神様が祀られていました。
雨が少なすぎたり、突然の豪雨となったり、とかく天候が不安定になりやすいこの時期にはお参りしたいスポットかも。
その右側には稲荷社があり、こちらには豊作と金運の神様が。
雨水、豊作、金運…ここまででもなかなか魅力的な神社です(笑)
稲荷社は本殿右側に。 本殿はガラス戸で中が見えるようになっています。
そして、稲荷社の左に位置する本殿は、水の神・白光龍神(はっこうりゅうじん)、生命の神・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、財産の神・伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祀られていますが、伊弉諾尊と伊弉冉尊は夫婦でもあり、もしかすると恋愛運や家庭運などにもご利益があるかもしれませんね。
本殿の左側には、安産・子育ての十二権現の観音堂があり、本殿とその間には、御祭神や由緒について記された看板が設置されています。
これを読めばどの神様がどんな役割を担っているのか一目でわかり、とっても親切♪
これだけいくつもの神様が祀られていると、どこにどなたがいらっしゃるのか…なかなか覚えきれないですものね(笑)
なぜこの神社に“御嶽山”とついているのかわかりませんでしたが、この由緒を読んで納得!
木曽御嶽山は、古くから霊峰として信仰の対象とされてきた歴史があり、たくさんの山伏が山中にいくつもある滝での水行や険しい山道を歩いて修行に励んでいたのだそう。
現在もまだ入山規制のある場所もあり、以前のように木曽御嶽山を訪れる事は難しいですが、こちらの白龍神社を参拝することで同等となるのであれば、登山の装備もなしに軽装で出掛けられるのをとても嬉しく感じます。
御祭神一覧にあった摩利支天大神(まりしてんおおかみ)はどこだろう?とキョロキョロとしていたら、本殿の左奥側にある岩山の上に小さな赤い鳥居と共に白い像があるのが目に留まりました。
近くに行くと険しい岩山にはいくつもの石塔があり、滝が流れていて、木曽御嶽山を再現しているのであろうという印象。
厳しい修行を重ねた末にようやく御嶽山頂の神社を参拝することが許されるといういわれは、摩利支天大神が武道やスポーツの神様とされることとしっかりとイメージが重なります。
険しい岩山の上には、武道・スポーツの神様が!険しい岩山の上には、武道・スポーツの神様が! ボートの向こうのガラス張りのお部屋も気になります…ボートの向こうのガラス張りのお部屋も気になります…
全部の神様をお参りし、帰り掛けにスワンボートのところへ行ってみました。
頻繁に使われている様子は感じられませんでしたが、水面に神社の風景が映し出される池でボートに乗ることができたら、ちょっと不思議な体験になりそう!
この沼のほとりには桜の木も見られたので、春には水鏡に桜も映る美しい風景を楽しむことが出来そうです。
穏やかで涼やかな気持ちになれそうなこの空間、暑い日の気分転換に訪れるのも素敵ですね♪
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