覚醒・脱皮・全身ほぐし

内なる律呂の復活

空蟬の琥珀を抜けし翡翠かな  高資 

硬い殻からの脱皮のために全身ほぐしをご紹介します。


任脈ほぐし 

ストレスがあると胸が詰まります。

胸が詰まると呼吸が浅くなり  情緒すら不安定になります。

任脈の詰まりを取るための 任脈ほぐしを2例紹介します。

  

任脈ほぐしをすると胸はもちろん肩まですっきりし、溜まっていたストレスが解消されます。また任脈の緊張が解けて心が楽になるのを感じます。

*両肘を肩の高さで直角に折り曲げ、頭を挟んで山形を作り、正面を向いたまま、音楽に合わせて 左右に100回捻じります。

*胸の前に両肘を持ちあげ手の平を上に向けて構える。左右の手を交差します。右上、左上を交互に。(任脈ほぐし) 

手の平を下に向け、拳にして左右の手を交差します。右上、左上を交互に。(肩甲骨ほぐし)

任脈ほぐしと肩甲骨ほぐしを組ませてすると効果的です。

耳たぶほぐし               

耳には沢山のつぼがあります。

耳たぶを引っ張ったり 回したりするとよいでしょう。

 

内臓ほぐし 

足を閉じ手を腰の所に構えます。 

音楽に合わせて背骨を軸にして上半身を左右に捻ります。

手を車輪のように回転さすと リズムに乗りやすくなります。

どこかに痛みが生じても そこに意識を向けていると 痛みが消えることを体験するでしょう。

関節ほぐし 

関節は濁ったエネルギーが最も溜まりやすい場所です。

関節を使えば熱が生じ、骨に溜まり、筋肉に溜まるからです。

以下の順に関節を回してゆきます。

いずれも吐く息とともにゆっくり、大きく回してゆきます。

1.手首回し

肩の力を抜いて、手首を最大限外側に回す。

2.肘回し

手はみぞおちの高さ。両腕の角度は60度程度(丹田に力が感じられる程度)外側に回転しながら捻じる。

3.肩回し

肩を外側に抜く感じで、最大限引っ張る。

4.腰回し

両腕を前に出し 左→上→右→下、 右→下→左→上と回す。

5.骨盤回し

両手を骨盤に当て 会陰を中心に 大きく腰を回す。

6.股関節回し

太ももを最大限持ち上げ股関節を回す。左右それぞれ内回し、外回し。

7.膝回し

膝に体重が乗らないように、足の裏に体重を乗せて、腰の力は抜く。

8.足首回し

足首と股関節を一緒に回す。体重を乗せて足首を押す。


手をほぐす

手の平には足の裏と同様に 沢山の「つぼ」があります。   

拳を握ってほぐす動作を 休まず30~50回繰り返したり、手の平をマッサージすれば 全身に溜まった疲労を回復することが可能です。

「つぼ」に強い刺激を与えるよりも やさしく 揉み解すことが大事です。

第2の脳といわれる腸をほぐしましょう。

腸運動は脳に酸素を供給するための運動ともいえます。

脳には全身の血液の15%が必要です。然し腸が硬いと 酸素の供給が不足して 頭が痛くなります。

腸運動は、「第二の脳」といわれる腸を刺激し、便秘や冷えなどのトラブルを 改善する健康法です。

腸運動は色々な体位で行います。ここでは九つの体位を紹介します。「腸を引っ張って力を抜く」の繰り返しです。呼吸とは関係ありません。 ①だけ200回、あとは100回ずつ行います。 

①正面を向いて立つ。足を肩幅に開く。 脚先は並行(足先が外に向くとエネルギーが漏れ、内に向くと緊張する)尾てい骨をそのまま下に降ろす感じで膝を軽く曲げる。

②正面を向いたまま 上半身を左に捻じる。

③正面を向いたまま 上半身を右に捻じる・

④右膝をつき左股関節を90度開き、左膝を直角に立てる。

⑤左膝をつき右股関節を90度開き、右膝を直角に立てる。

⑥胡坐で座り、両手を組んで、腕を上にあげる。

⑦獅子のポーズで背中の力を抜く。

⑧寝て両膝を立てる  ⑨寝て両膝を立て、腰を持ち上げる 

人間の腸は10万kmの血管と60兆個の細胞、100兆個の腸内細菌などの最適なバランスを保って活動しているそうです。

腸のある腹部には身体の血液の60%が集まり、腸の健康が、全身の血液循環に大きな影響を与えています。

しかし腸のトラブルは 「直立二足歩行」をする人間にとって大きな課題です。

人間は動物の中で唯一、常に「直立二足歩行」をします。

このスタイルは、道具を使うことを可能にし人類を大きく進歩させましたが、胃下垂や、重力による腸への負担などの問題を生みました。

人間にとって宿命ともいえる腸の問題に対処できる運動が、「腸運動」です。腸運動をすると、腸の「蠕(ぜん)動運動」が促され、お通じがスムーズに。内側から健康になれます。

腸が硬くて宿便が多いと 血液やエネルギーの道が詰まってしまい全身の血行が悪くなります。 腸運動は腸を柔らかくし、全身の血行を良くするとともに小腸の宿便(3kgくらい)を排出します。

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吾であり・宇宙である☆和して同せず☆競争ではなく共生を☆

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