木をのぼる水音や聖ミカエル祭 五島高資ー 場所: 二荒山神社
樹を背に瞑想し覚醒したブッタの話を連想します。
クンダリーニとは http://tenchi.cc/%E3%82%B9%E3%83%9より
クンダリーニのエネルギーは根源的な生のエネルギーですから誰もが持っています。
通常は眠っていてほとんど動いていない状態なのですが、
いろんなきっかけによって大きく活性をします。
きっかけというのは瞑想やエネルギーワーク・呼吸法による活性、または尾骨周辺を強打したり外部からの物理的などです。
通常は眠っていてほとんど動いていない状態なのですが、
いろんなきっかけによって大きく活性をします。
そして眠っている状態から活性して大きく動き出した状態のことを覚醒といいます。
そしてこのクンダリーニ覚醒の状態になりどんどん活性していくと、そのエネルギーは頭頂まで上がります。
ここまでくると色んな変化が現れてきます。
また潜在能力、超能力といわれる能力も覚醒することがあります。
クンダリーニ覚醒の兆候は人によってそれぞれですが、
このような変化が起こることが多いようです。
◇クンダリーニ覚醒の兆候◇
感情の起伏が激しくなる
頭の奥がジーンとしびれる、痛む
心臓がバクバクする
普通の頭痛と違って、頭の芯がずーっと痛い。
仙骨・尾骨が熱い、痺れる、痛む、動く
会陰部が熱い、むずむずする
前立腺がつまったような感じがする
下丹田が熱い、エネルギーが動き回る
胸が熱くなる
全身にエネルギーがまわる
頭頂や額に圧迫感や熱感を感じる
背骨に沿ってエネルギーが通る
活力が漲って元気になる
セクシャリティーが増す
目を開けているとき、閉じているときに光が見える
インスピレーションが高まる
デジャビューを見る
様々なビジョンを見る
チャネリングが始まる
感情の起伏が激しくなる
目の前のものが、非常に鮮明に見える
自信にあふれた気持ちになる
◇クンダリーニ昇華によって得られるものの一例◇
アセンション(次元上昇)する。
悟りの境地に到る。
神(集合的宇宙意識、ワンネス、ソース)と一体になる。
テレパシー能力が高まる。
透視能力、遠隔透視能力が高まる。
念動力で手を触れずに物を動かす。
ヒーリング力、エネルギーを動かす力が増加する。
一般的に神や天使と呼ばれるもの、その他の存在を見ることが出来る 。
過去・過去世・未来が見える。
アカシックレコードにつながる。
幽体離脱、アストラルトラベルが出来るようになる。
全身がエネルギーで満たされて疲れることなく寝なくてもよくなる。また疲れてもすぐに回復する。
味覚、触覚、嗅覚、聴覚、臭覚の五感がさえる。
性的な快感が増す。
アンチエイジング。
病気や怪我など肉体的、精神的な異常を治癒する、させる。
自分の願望をかなえる・欲しいものを手にする 。
人の心が読める 。
雲を消す、雷を鳴らす、雨を降らす 。
何事も自分の思い通りにスムーズに進めることができる。
疑問が沸くのと同時に答えを知ることが出来る。
物質化が出来る。
ネガティブな波動、存在の影響を受けなくなる。
今までとは比較にならないくらい、物事を深く楽しめる。
観念から解き放たれて自由になる。
クンダリーニの覚醒、活性によって得られる恩恵は計り知れません。
長い時間と厳しい修行によって、クンダリーニを覚醒しようとする人もいるぐらいです。
しかし、クンダリーニもエネルギー的なものなので、
ヒーリングや呼吸などのメソッドを行うことで、
覚醒、活性をすることが出来ます。
カパラバーティ呼吸法 (火の呼吸法) https://gokanchizuko.com/%E3%82%AB%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3/ より
カパラバティやアヌロマビローマ(交互呼吸)などのプラーナヤーマ(ヨーガ呼吸法)は、心身の浄化に欠かせないものです。プラーナヤーマなしには、アーサナ(ヨガのポーズ)に入ることはできません。スポーツをする前には、準備運動が必要です。同様に、ヨガのアーサナ(ポーズ)を行う前は、必ずプラーナヤーマ(ヨーガ呼吸法)を行い、細胞・組織・器官・肉体の体温を上げ、ウォームアップする必要があります。というのは、身体中の血液やプラーナ(生命エネルギー)はもちろん、60兆個といわれている人間の細胞ひとつひとつを浄化していく必要があるからです。血液やプラーナや細胞に不純物や老廃物がつまったままで、ポーズをとると筋肉痛になったり神経系を害したり、また内臓や器官がびっくりしたり不快を感じたりするからです。このため、ヨガのクラスでは、3ラウンド以上は必ず、カパラバティやアヌロマ・ヴィローマなどのプラーナヤーマを行います。
カパラバティの呼吸法について解説します。カパラバティは『頭蓋骨が輝く』という意味です。効果は、その名のとおり頭脳を明晰にし、集中力を養います。吐く時に腹筋を急激に収縮させることにより、内臓をマッサージし、呼吸器系全体が浄化されます。
◆カパラバティの方法
①.あぐらでもスカーサナ(安楽座)でもいいので、リラックスして安定して座ります(蓮華座でも半蓮華座でも可だが、安定する座り方がよい)。
②.肩の力を抜き、背骨と頭は一直線にまっすぐにします。両手はチンムドラ(親指と人差し指を軽くつける)にし、両掌を上向きにして膝の上に置きます。
③.ゆっくり深く息を吸って吐いてを、2回繰り返します。
④.3回目に深く息を吸ってから、次に強く吐き出しながらお腹を引っ込めてポンピングを始めます。吸う時は吐いた後に勝手に吸ってくれるので、強く吐き出しながらお腹を引っ込めることだけを意識するようにします。30回~50回位行い、最後の一息まで強く吐き出します。
⑤.吐き出したら、ゆっくりと吸って吐いてを2回繰り返します。次の3回目の吸う息とともに心地いいところで息を止めるクンバカを行います(30秒から長くて1分程度までが目安ですが、無理をしないようにします。体調に合わせてクンバカの時間を短縮しても大丈夫です)。
⑥.息を止めるクンバカのときに、意識は眉と眉の間の、アジュナ・チャクラ(霊的な英知を高めるエネルギーのセンター)に意識を向け、そこから光が差し込んで、全身を満たしていくことを感じます。そうすると、息を止めている苦痛がやわらぐことが多いです。あと、全身のプラーナ(生命エネルギーや気)が浄化されていきます。
⑦.以上を、通常、3ラウンドから5ラウンド位、行います。3ラウンドを終えたら、ゆっくり深く吸って吐いてを2回程度繰り返します。
◆注意点
・ひどい風邪や鼻づまりや花粉症の方は、無理にカパラバティは行わず、普通呼吸を行います。「鼻でなく、口呼吸でカパラバティ行っていいですか?」と質問もありますが、常温以下の場所では細菌やウイルスが扁桃腺や喉に付着するリスクがあるのでやめた方がいいと思います。
・ポンピング中、背中が丸まったり、肩が上がったりしないようにします。肩の力を抜いて、常に頭と背骨はまっすぐのまま、カパラバティを行います。
・吐くときにちゃんとお腹がへこんでいるかよくわからない場合は、片方の掌をお腹に当てて、吐く息ごとにお腹がへこんでいるか確認するようにします。また、自宅で練習するときは鏡の前に立ち(または座り)、服をアンダーバストまでまくりあげてから、吐くごとにお腹がへこんでいるか、目視で確認するのがわかりやすいと思います。鏡の前で目視で確認することは、姿勢が悪くないかや、肩や顔が振動したりしていないかを、確認するのにも役立ちます。目視で吐くごとに、お腹がへこみポンピングできたのが確認できたら、今度は座って目を閉じてカパラバティを実践してみるのもよいでしょう。
【呼吸法】火の呼吸 https://ameblo.jp/yoga24/entry-12352365544.html より
クンダリーニ・ヨガの代表的な呼吸法の一つである「火の呼吸」についてやり方を書きます。
身体中には72,000のナディー(プラーナ・エネルギーの通り道)と言われる気・エネルギーの経路が張り巡らされていると言われています。そして、このエネルギーの「電源」のような役割をしている部位があり、それがおへそから3〜5cm下の丹田に眠る「クンダリーニ」と呼ばれるエネルギーです。この部位を刺激することにより丹田、そして全身のエネルギーが活性化されていきます。「火の呼吸」とはこの部位を刺激して活性化するための秘伝です。
火の呼吸は、お腹で呼吸をする腹式呼吸をベースにしています。ですので、火の呼吸を行う前に、まずは腹式呼吸を行ってお腹で呼吸をする練習をするようにします。
<腹式呼吸のやり方>
1.イージーポーズで座る。(あぐら。足は組んでも、組まなくても可)
2.片手をお腹、もう片方の手を胸に当てる。
3.鼻で呼吸をする
・鼻からゆっくりと息を吸い、意識的にお腹が前に出るように膨らませる。この時、胸で呼吸しないよう、胸部は動かさないように気をつける。全身をリラックスして行う。
・鼻からゆっくりと息を吐き、意識的にお腹がへこむようにする。この時も、全身、特に胸部、肩、顔はリラックスをして行うようにする。
・この吸う、吐くの一連の流れを深く長く、ゆったりとした呼吸で、全身をゆるめながら1〜3分間行う。
以上が腹式呼吸の練習です。この呼吸の方法(胸部を使わず、お腹を動かす呼吸)をベースにして、火の呼吸を行います。
<火の呼吸のやり方>
●姿勢
1. イージーポーズ(あぐら)になり、姿勢を正して、背筋を伸ばして、あごを軽くひく。
2. 手はギャンムードラ。(両手それぞれ親指と人差し指で輪を作り、ひざの上に軽く置く)
3. 両目を閉じて、第3の目(眉間)に集中する。
4. 意識を丹田(おへそから3-5cm下)に向ける。第3の目(眉間)で、丹田を感じるように意図する。
●やり方
5.鼻から息を吐く時、丹田とみぞおちを背骨側に向けて引き、鼻腔から空気を一気に吐き出す。リラックスして自然な動きとして行う。
6.鼻から息を吸う時は、上腹部の筋肉をリラックスさせる。横隔膜が下に下がるので、リラックスすることで自然と呼吸が入ってくる。
(※)5・6が分かりづらい場合は…
ここにきて突然かわいいお犬さんの登場です…笑 簡単に習得するには「犬の呼吸法」を真似るのが最もラクです。
犬が口で呼吸をする際、舌を出したまま「へーへー」と呼吸をしますが、それを真似します。舌を思い切り下に向けて出して、「ヘーヘー」と声に出して口で呼吸をします。その息を力強く、速く行います。その時、目を閉じて、お腹の部分がどのように動いているかをよく感じて、観察します。
そして、次に口を閉じます。今度は、「鼻」を使って全く同じ呼吸を行うようにします。ここでのポイントは、「お腹の動き方」が、犬の呼吸の時と同じように動いているか、です。
※もし、できていなかったら、お腹の部分で同じ動きができるようになるまで、口で行う犬の呼吸と、鼻の呼吸を交互に繰り返して、習得するようにします。舌を大きく下に出すとうまくいくことが多いです。
つまり、口を使って犬の呼吸を真似することで、火の呼吸の臍下(せいか)丹田の動きを簡単に習得できるということですね。
<ポイント>
・1秒あたり、2〜3回の素早い呼吸行う。ただし、初めは2秒に1回程度のゆっくりした呼吸で大丈夫です。初めは速く呼吸することより、強く呼吸することがポイント。
・慣れてきたら次第に速度を上げていくようにする。ただし、速めることよりで、呼吸が弱くなったり、手足、腹、顔に緊張感が出ないように注意する。
・初めは1分から3分を目安に行う。
・火の呼吸は、素早く、リズミカルで、持続的。吸う息と吐く息の量は同じ。「吸う」と「吐く」の間に休止はない。
<よくある間違い>
呼吸が逆にならないようにする。つまり、息を吸うときにお腹を引っ込めてしまうことがある。これは不安になりやすい人やタバコを吸う人に多い。片手を胸に、もう片方を腹部にあてて、火の呼吸をゆっくりと意識的に呼吸することで、容易に変えることができる。
<効果>
・丹田のエネルギーを動かし、活性化させる
・肺、粘膜、血管、そしてその他の細胞から毒素や沈着物を除去する
・肺活量を増やし、活力を高める
・神経系統を鍛え、ストレスヘの抵抗を高める
・交感神経と副交感神経のバランスを修復する
・身体的耐久力を高め、より効果的に行動できるようにする
・オーラの磁場を調整し、血液の活性化を図る
・薬物、たばこ、不健康な食べ物への中毒を断つ
・脳への酸素供給を高め、集中力を高め、より知性的で中立的な精神活動を促進する
・免疫を高め、病気を予防する
・身体の仕組みのパイオリズムを整える
https://ameblo.jp/yoga24/entry-12238390627.html 【バンダ その1】
クンダリーニ・ヨガでは、「火の呼吸 (Breath of Fire)」と「バンダ (Bandha)」と呼ばれる根幹となるテクニックがあります。バンダについてはクンダリーニ・ヨガに限らず、他のヨガでも一般的に行われている技法ですね。
これから数回に分けて、初心者の方や未経験の方にも「バンダ」についてシンプルに分かりやすく解説していきたいと思います。
ここでまずは一度、原点に立ち戻って、「火の呼吸」と「バンダ」それぞれのテクニックの関係について解説します。
まず、火の呼吸を行う目的はなんでしょうか?
(※火の呼吸についても、このブログでもおいおい、まとめたいですね)
火の呼吸には、肺、血管から毒素を排出し、中毒症状に効果があり、また免疫を高める、とその他いくつものメリットがあります。
しかし、その中でも最も大切な目的は、お腹のエネルギーを動かすことです。
おへそから3-5cm下にいわゆる丹田と呼ばれる場所があります。そしてそこには、72,000のナディ(エネルギーの通り道)があり、そこにクンダリーニと呼ばれる潜在的なエネルギーが眠っていると言われています。そのエネルギーが覚醒し、脳に到達すると様々なレベルで人生や身体に変容が起こると言われています。
そしてそのクンダリーニ・エネルギーを呼び覚ますために、「火の呼吸」でお腹をポンプして、お腹のエネルギーを動かしているのですね。
かなりざっくりですが、火の呼吸の目的は分かりましたでしょうか?
そして、バンダです。バンダは火の呼吸と関連しています。
まず、バンダとは「ロック」という意味です。鍵をロックする、の意味のロックです。バンダのテクニックには、大きく分けて3つあります。
1. Mul Bandha ムル・バンダ:おへそ、肛門、生殖器のロック
2. Uddiyana Bandha ウッディアナ・バンダ:横隔膜ロック
3. Jalandhara Bandha ジャランダーラ・バンダ: 首のロック
これら1つ1つの詳細や、やり方は、また次回に説明しますが、これら3つのバンダのテクニックを巧みに利用して、筋肉の収縮によって丹田のクンダリーニ・エネルギーを脳まで引き上げるのが、バンダの目的です。
蛇足ですが、例えばムル・バンダには他にも背骨の最下部の安定、などの目的もあったりするのですが、それぞれのバンダは脳にエネルギーを引き上げるのが主な目的ですね。
つまりまとめると、まず火の呼吸で丹田に眠るクンダリーニ・エネルギーを活性化させ、そしてバンダを行って脳に活性化されたエネルギーを引き上げていく。それがこの2つの技法のポイントです。なので、2つは関連しているテクニックでもあるのですね。今回はこの部分だけご理解いただければ、大丈夫です。
バンダは、とても深いです。バンダのみに関する本が出版されているほどで、実は目には見えないエネルギーを、筋肉の収縮によって操ることができるのがバンダのポイントだったりします。
Tattva(タットヴァ)と呼ばれる五大元素のうちの「風」のエネルギーであるVayu(ヴァユ)と呼ばれるエネルギーを、筋肉の収縮によってコントロールして、プラーナやアパーナ、サマーナと呼ばれるエネルギーの向きを変えながら、お腹のエネルギーを脳に運ぶことができます。文字にするとちょっと複雑ですね。ちなみにこのことはかなりマニアックなのでヨガをやられている方にもあまり知られていません。このことについても、おいおい書いていきますね。
そして、ヨガ熟練者の中の熟練者になると、実はバンダは必要ないとも言われています。それは、イメージ(意識の力)だけで丹田のエネルギーを引き上げることができるためです。なので、バンダとは内側のエネルギーが感じられない、見えない人でもエネルギーを上昇させることのできる体系化された技術とも言えると思っています。
いかがでしたでしょうか。今回は概要のみとなりましたが、バンダの目的はご理解いただけましたでしょうか。今後数回に渡って、具体的なやり方などをご説明していきますね。
https://ameblo.jp/yoga24/entry-12241419972.html 【バンダ その2】
私たちは、呼吸によって酸素や窒素を吸収していますが、同時に目に見えない生命エネルギーも吸収しているのはご存知でしたでしょうか!? それがプラーナと呼ばれるエネルギーです。私たちは、物質としての人間であると同時に、私たちの身体の周りには目には見えないエネルギーが溢れていて、エネルギーの循環する軌道があります。私たちは肉体であると同時に、エネルギー体としての側面も持っています。この事実は、瞑想によって実感することができますし、ヨガだけではなく、中国を発祥とするタオの教えやその他の教えでも、周知の事実として語られたりしています。
そしてプラーナは主に呼吸から取り込みますが、食物や光からも体内に取り込むことができ、そしてヨギ・バジャンはチャンティング(マントラなどを唱えること)によっても取り込めると言いました。しかし、やはり呼吸から取り込むことが最も大切です。吸う息とともに、美しく輝く光が体内に入ってくるイメージをしながら呼吸をするだけで、変化を感じられますよ。
そして、プラーナは体内に入ると、別の4つの物質に変換されます。それが、下の表ですね。。なお、プラーナとしてもそのまま体内に残ります。ここからが今日の本題です。
<プラーナ摂取後の名称と役割の変化>
こんな感じですね。。ここの「向き」に注目してみてください。「向き」とは、前回も少し書きましたが、Vayu(ヴァユ)と呼ばれる風の力の向きのことで、これら5つのエネルギーは体内において、一定の領域内において風の力によって、常にある方向に動いています。それが表の「位置」と「向き」ですね。(ちなみに表にある「内向き」とは、外側から内部への向きのことです。)
で、ここでようやくバンダの話になります! バンダは筋肉の収縮とイメージによって丹田のエネルギーを引き上げるだけではなく、体内の風(Vayu)を使ってエネルギーをコントロールしている側面があります。どういうことかというと、ムルバンダ(肛門・生殖器・おへその引き締め)をすると、アパーナのVayuの向き(風向き)が変わるのです。
通常はアパーナは下向きのエネルギーなのですが、ムルバンダをすることで、方向が変わり、上向きになって丹田へと流れていきます。
そして、それが呼吸によって取り込まれたプラーナと丹田で結合を起こします。 それが混ざったとき、クンダリーニエネルギーが背骨に沿って流れるためのスシュムナーと呼ばれる尾骨から頭頂までのエネルギーラインへの入り口が開くのです。
これが、ムルバンダを行う主な目的なのです。意味、分かりましたでしょうか笑
まとめると、ポイントは
1. プラーナは体内に取り込まれると、プラーナとしても残るし、他4つのエネルギーに変換される
2. プラーナから変換された5つのエネルギー(プラーナを含む)は体内で決まった方向に常に動いている
3. ムルバンダをすると、アパーナの向きが下向きから上向きになり丹田へと流れていく。そしてそこで呼吸によって取り込まれたプラーナと結合が起こる。それによって、丹田から頭頂へのスシュムナー(エネルギーライン)への入り口が開く。
の3点がポイントです。
いかがでしたでしょうか。理論的で意味がよく分からなかったでしょうか笑 細かく言うと、バンダにおいてサマーナも重要な役割を果たしているのですが、それもいずれ書きたいですね! それでは、次回は3つのバンダのやり方とそれぞれの具体的な効果等を書きますね!
https://ameblo.jp/yoga24/entry-12242946565.html 【バンダ その3】
今回は前回に続いて「ムルバンダ」について、具体的なやり方や、効果をご説明したいと思います!
まず、ムルバンダの意味ですが、
・Mul = Rootという意味で、「根っこ」を意味します!
・Bandha = Lockという意味で、鍵をロックするときの「閉める」という意味や、運河や水路間で船を上下させるための装置などをロックと呼んだりもしますね。
なので、ムルバンダの意味は、「根っこ」を「ロックすること」ですね。そしてその「根っこ」が身体でいうと肛門、生殖器、おへその3点に当たるわけです。
次に、具体的なやり方をご説明しますね。
【やり方】
以下の3つをスムーズに、素早く流れるような動きで、ほとんど同時に行います。
1. 肛門周りの筋肉を収縮し、保持します。
2. 尿の流れを止めるように生殖器周りの筋肉を収縮させ、保持します。
3. 下腹部の筋肉、丹田を背骨に向かって収縮させます。
以上の3つをほぼ同時に行います。初心者の方は、同時ではなく、1つずつ個別に試してみると良いですよ。
難しく考えないで、感覚でやってみるといいと思います。1,2はまさにトイレを我慢する感じですね。3はその状態に加えて、腹部の下のほうも同時に締め上げるイメージです。難しく考えなくて大丈夫です!
ちなみに、ムルバンダは鼻から息を吸い、止めて、締めるパターン、そして鼻から息を吐ききって、止めて、締めるパターンの2パターンがあります。練習される際は、やりやすいほうで大丈夫ですよ!
そして、効果(目的)です。前回の記事で書いた「スシュムナーの入り口が開く」以外にも以下のような効果があります。一般的にクンダリーニ・ヨガで言われていることをまとめてみました。
【ムルバンダの効果(目的)】
・スシュムナー(エネルギーライン)の通り道に当たる「背骨」を、正しいアラインメント(直線)にし、エネルギーの通り道を開いたままにする
・バンダの前に行ったエクササイズの効果を結晶化させる
・脊髄液の流れが適切になるよう刺激する
ちなみに、一番上の効果は大切ですね。要は、背骨を正してエネルギーが流れやすくする、ということですね。これは他2つのバンダの目的でもあります。
以上です! が、しかし実はそれだけではなく、クンダリーニ・ヨガではあまり語られていないもう一つの大切な目的があります。それは「エネルギー漏れを防ぐ」ということです。
僕がヨガとは別に実践しているタオ(中国を源流とする哲学)のヒーリングワークでも、下腹部で作り上げたエネルギーを頭頂にあげるためにしばしば肛門と生殖器(会陰)を締めることがあり、その理由として言われているのが、開口部である肛門と生殖器から生命エネルギーが漏れ出さないようにするため、です。
肛門と生殖器にはエネルギー(気)の出入口があり、そこを「ロック」して閉めることでエネルギーを漏らさずに脳まで引き上げることができるのです。つまり、閉めていないと、漏れてしまうということですね。これはヨガのバンダでも同じことだと思っています。火の呼吸などで作り上げたエネルギーを漏らさずに脳まで引き上げていくために、バンダを行っているという側面があると実感しています。なので、このことも個人的に、とても重要だと感じています。
以上です! 次回は残り2つのバンダと、エネルギー(気)の通り道をイメージする大切さについて触れていきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。もし深く学ばれたい方いらしたら、今後はテクニックなどの基礎に重点を置いた初心者向けのクラスや個人レッスンなども徐々に行っていきたいと考えていますので、よろしければ、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
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