自然治癒力

Facebook・本間真二郎さん投稿記事

現代ビジネスオンラインで私の新刊の特集記事が公開されました。

『ウイルス研究者が語る「守るべき暮らし方」』になります。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73006

私の新刊「感染を恐れない暮らし方」の中のたくさんの項目のわかりやすく簡潔なまとめになっており、主な内容は以下になります。

・変異する新型コロナ、今後も感染の可能性はある

・自然に沿って暮らせば、病気にならない

・ウイルスによる感染症は、薬では治せない

・新型コロナから回復する唯一の方法は自然治癒力

・自然と離れた暮らし方が感染後の重篤化を招く

・からだの防衛にかかわる常在菌のためには、過度な手洗いや消毒を控える

・免疫力、抵抗力を上げるためには微生物が重要

・身のまわりの微生物を排除すると、バリア機能を失う

・口の消毒や、うがい薬は粘膜を傷める可能性がある

・最大の感染予防対策は、腸内細菌を元気にする生活

・よく笑う、日光にあたる、土に触れる、を心がける

ぜひ、ご覧ください。

また、この記事はヤフーニュースでも紹介されています。

https://news.yahoo.co.jp/…/f41014c3634d797185aefb3c31bd3322…

ありがたいですね。

私の新刊「感染を恐れない暮らし方」も絶賛発売中です^^

http://urx.blue/0VXK

どうぞよろしくお願いいたします。


https://news.yahoo.co.jp/articles/f41014c3634d797185aefb3c31bd33228c41cb44?fbclid=IwAR3S0eRkcMxWMuvX8bb2l_mqRmuLTRjskrbUp2v31NfB1ZxelyrxNdczosE

【意外!新型コロナ「過度な手洗い、除菌」がリスクを高める】 6/12(金) 12:01配信

変異する新型コロナ。今後も感染の可能性はある

 新型コロナウイルス感染症の流行は、いったん落ち着きつつあります。政府の緊急事態宣言も解かれ、世の中も少しずつ動きはじめました。

 しかし、これでこの感染症が終息したということではありません。たとえ今の流行が落ち着いたとしても、流行の第二波、第三波の可能性も指摘されています。また、今後このウイルスが変異したものや、あるいは別のウイルスが次々とあらわれる可能性が高いと思います。残念ですが、もはや感染を防ぐことは容易ではありません。あなたも、私も、この日本で感染する可能性が今後もあるということです。

 新しく登場してくる感染症に対しては、身のまわりをどんなに滅菌・除菌しても、どんなに薬を飲んでいても、どんなにワクチンを打っても防げないことは、毎年流行しているインフルエンザや、今回の新型コロナウイルスを見てもあきらかです。これらは、むしろ自分自身の免疫力や、抵抗力を下げることになります。

自然に沿って暮らせば、病気にならない

 申し遅れました。私は今、栃木県の那須烏山市で「七合(ななごう)診療所」の所長として勤務しています。医師であり、臨床は小児科学、研究はウイルス学、ワクチン学が専門になります。

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本間真二郎医師 2001年より3年間、NIH(アメリカ国立衛生研究所)にてウイルス学、ワクチン学の研究に携わる。

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 大学病院の勤務医時代は、患者さんを一日中診ているか、論文を読み書きする毎日で、決まった睡眠時間はないに等しく、生活リズムもめちゃくちゃでした。食事もままならず、カップラーメンかコンビニ弁当のみという、とても健康的とは言えない生活をおくっていたのです。

 そうした日々のなかで私は、小児の胃腸炎の原因として、ノロウイルスがこれまで考えられているよりも大きく関与していることを世界ではじめて報告しました。この論文が認められ、米国のNIH(アメリカ国立衛生研究所)に3年ほど留学し、分子生物学を使い、ロタウイルス、ノロウイルスなどの研究をしていました。

 そんな私が、大都市の大学病院の勤務医を辞め、この地に移住したのは2009年のこと。以来11年、仲間と米づくりをし、自然農を中心に野菜と穀物を育て、調味料もできるだけ自給自足をする生活に入りました。自然に沿った生活をすれば、病気にならないことを実践しています。きっかけは、医師として働きはじめた頃から漠然と抱いていた疑問を考えるようになったことです。

ウイルスによる感染症は、薬では治せない

 たとえば、外来で診察していると、小児科にかかる患者さんはウイルスによる感染症、いわゆる「風邪」の症状がいちばん多いのですが、それに対して医師はせき止めや解熱剤、抗生剤などの薬を処方します。患者さんの親たちもそれで安心されます。しかし、本来風邪に効く薬はありません。医師が「風邪の薬」といって出す薬は、熱やせき、鼻水をおさえるもので、風邪自体に効いているわけではありません。

 では、なぜ薬を出すのか? 薬によって症状をおさえているうちに、患者さん自身の自然治癒力が、風邪を治しているのです。つまり、医師が薬を出さなくても治っていくのです。そうであれば、私たち医師はいったい何をしているのだろうか、と悩みました。

 そのことを深く掘り下げて考えていくうちに、人のからだをつくり、自然治癒力を生み出すもとになるのは「食」であることに間違いない、そして食と健康を突き詰めると、食の前には「農」があることにも気づきました。さらに、それらのすべての根底に「微生物」が関係していることが見えてきたのです。

 医師として実践を重視するために、私は自分でやってみることにしたのです。お米から野菜、みそ、しょうゆにいたるまで、自給自足に近い生活を実践しています。以来、家族も含めて私たちは、とても健康であることを実感できています。そして、風邪をひいても、熱が出ても、薬を飲むことはほとんどありません。健康な暮らしを続けることで、私たちのからだの中には自然治癒力が備わっていることが、実践を通してわかったのです。

新型コロナから回復する唯一の方法は自然治癒力

 今回の新型コロナウイルス感染症に対して、新たなワクチンの開発や、これまでに開発された別の病気に対する薬(たとえば、アビガンなど)が有効という意見が出ています。これらには、ある程度の効果があると思います。しかし、新型コロナウイルスを含め、感染症を恐れない唯一の方法、それは、やはり患者さん自身の自然治癒力になるのです。

 どうすれば新型コロナウイルスに感染しても大丈夫な状態でいられるのか。感染を遠ざける暮らしも大切ですが、それ以上に感染しても大丈夫な力を備えることが大切だと考えるからです。そのヒントは、私が実践する自然に沿った暮らしにあると確信し、私は近著『感染を恐れない暮らし方 新型コロナからあなたと家族を守る医食住50の工夫』(講談社ビーシー/講談社)に、その具体的な暮らし方をまとめました。

自然と離れた暮らし方が感染後の重篤化を招く

 新型コロナウイルスと診断された2割ほどの人が、重篤化すると考えられています。感染しても発症しない人がいるなかで、高齢者や基礎疾患のある人たちなどが重篤化し、いのちを落としています。背景には、やはり自然治癒力の衰えが関係していると理解しています。

 高齢者に自然治癒力の衰えがあることは、生きものとして仕方のない一面もあります。しかし、基礎疾患のある人は、普段の生活の結果、なんらかの基礎疾患をもつようになったと言うこともできるのではないでしょうか。そこでは、自然と離れた生活をしているから病気になったのだという、私なりの確信があります。

 私たちは、感染症を含め、病気というものに対する考え方を根本的に見直すことが必要になってきたのです。現代の私たちは、病気の原因や結果を外(ウイルスなどの微生物や治療薬、ワクチンなど)に求めがちで、自分の内側の問題(免疫力、抵抗力)を忘れがちです。たとえば、同じウイルスをもらっても、感染するかどうか、重症化するかどうか、合併症が出るかどうかなどは、ウイルス自体よりも健康状態や免疫状態などが、より大切ではないでしょうか。

 これからは、外からくる感染症を恐れるのではなく、何がきても大丈夫なからだや、心をつくることが大事だと考えます。つまり、自分の外(他者軸)に原因や結果を求めるより、自分の内なる力(自己軸)を中心とした予防法、治療法、健康法、生き方などに移行せざるを得ないということです。

からだの防衛にかかわる常在菌のためには、過度な手洗いや消毒を控える

 そうは言っても、感染の第二波、第三波に用心することはとても大事です。なかでも、飛沫感染を防ぐためのマスクの着用とともに、手洗いや手指の消毒は、ウイルスの接触感染を防ぐのにとても有効です。

 皮膚は粘膜ではありませんので、傷がない正常な皮膚は、特殊な病原体でなければほぼ完璧に感染(からだへの侵入)を防ぎます。接触感染では手を介した接触がもっとも多くなります。手にはついたが、それが口や目などの粘膜に降れる前に手を洗う、消毒することは感染を防ぐことになります。通常は石けんを使って洗うことになると思います。

 しかし、そのいっぽうで、手洗いをしすぎる、石けんを使いすぎる、消毒をしすぎることで、むしろ感染のリスクを高くするという考え方もあります。手荒れなどにもつながるため、感染のリスクを上げる場合があるのです。

 「手を洗い、消毒するほうがいいのか?」

「手をあまり洗わず、消毒もしないほうがいいのか?」

どちらが正しいのでしょうか──。

 じつはどちらも正解なのです。ものごとは観点が違うと考え方も結論も変わってしまうのです。消毒するということは、病気をおこす病原体(今回の場合は新型コロナウイルス)を積極的に攻撃して排除して防ぐという観点です。もちろん、ウイルスがいなくなれば、それによる病気にはかかりません。しかし、いっぽうで過度な石けんの使用や消毒をしすぎることは、皮膚自体や皮脂、皮膚の常在菌には大きなダメージになります。

 手だけでなく、まわりのものの消毒では、環境(空気、水、土、そのほか)の常在菌や生態系を破壊していることにもつながります。つまり、病原体の感染予防や、あらゆる健康にとって、通常の皮脂や常在菌がとても大切であるという観点からは、なるべく手洗いや消毒をしないほうが自分の防御力を上げるという考えになります。

免疫力、抵抗力を上げるためには微生物が重要

 自分の防御力を上げれば、感染症やほかの病気にもかかりにくくなりますし、人にうつすことも少なくなりますし、環境にも悪影響を与えません。本来、自分のからだの内も外も微生物だらけであり(人の細胞は約37 兆個、腸内細菌は約100兆個)、人はそれらの微生物と共存している生物です。そして、強調しておきますが、それらの微生物が人の健康にとってもっとも大事なのです。

 自分のからだを守るのが免疫の働きですが、この免疫のシステムは、生まれてから毎日毎日、自分の身のまわりの微生物とコミュニケーションをとりながら成長、完成、成熟していくのです。

 上下水道などの衛生管理がない時代の健康上の最大の脅威は感染症でした。ですから人類は感染症の脅威に立ち向かうためにさまざまな方法を編み出してきました。

公衆衛生、抗生剤、ワクチン、消毒薬、石けん、洗剤、抗菌グッズ……。現代人の多くは生まれたときからとても清潔な環境におり、抗生剤やワクチンをよく使用し、身のまわりの滅菌・除菌につとめています。まるで菌やウイルスがひとつもいないことが現代的であり、清潔であり、健康にもいいという考え方が主流になっています。

身のまわりの微生物を排除すると、バリア機能を失う

 身のまわりの微生物をなくすことは、自分のバリアを失うことであり、ちょっとした軽い感染や新規の感染症に対して免疫力、抵抗力を失ってしまうのです。これが失われたことによる免疫系の機能異常が、新しい感染症の出現とその対応能力が低下している最大の理由──と私は考えています。

 最低限の公衆衛生はとても大事なのですが、過剰な微生物の排除が新たな感染症を含め、アレルギー、自己免疫疾患、発達障害、がんなどのあらゆる病気や障害という新たな病気を生み出しているのです。

 では、実際にどう行動すればいいかですが、まず、以下の場合は、普通に(石けんと流水で)手洗いをします。

◉外出から帰宅したとき。

◉食事をつくる前や食べる前。

◉トイレのあと。

◉あきらかに汚れた場合……など。

口の消毒や、うがい薬は粘膜を傷める可能性がある

 万一、感染症状がある人と接触した、病原体がついていると思われるものに触れた場合はアルコールなどを手にすり込む方法で消毒をしてもいいでしょう。あるいは、天然成分のもので同等の効果のあるものを使うのもいいでしょう。一般に皮膚に対する効果がマイルドなものは環境にもやさしいのですが、消毒効果もマイルドです。

 消毒液を使ったうがいをしても、表面の菌やウイルスにしか効果はなく、また完全に除去することはできませんので、うがいの感染防止効果はほとんどないと思います。

たくさんある消毒液のなかで粘膜(口の中)に使えるのはポビドンヨード(商品名=イソジンなど)くらいしかありません。ポビドンヨードは殺菌効果や抗ウイルス効果はあるのですが、粘膜を傷め、常在菌や環境にも大きな影響を与えますのでおすすめできません。

うがい薬であるアズレンスルホン酸ナトリウム(商品名=アズノールなど)は、炎症をおさえる作用はありますが、抗菌、抗ウイルス効果はありません。市販のマウスウォッシュなどを多用することも添加物などの理由から同様におすすめできません。

最大の感染予防対策は、腸内細菌を元気にする生活

 最大の対策は普段から免疫力、抵抗力を上げておくことにつきます。すべては腸内細菌を元気にする生活に集約されるのですが、簡単には以下のような暮らし方を大切にしたいものです。

 ◉水分をよくとる(食事以外のときに)。

◉よい塩(ミネラルが多い天日海塩がいいでしょう)をとる。

◉唾液をたくさん出すようにする。

◉食べすぎない。

◉地産地消で旬のものをとる。

◉精製食品、加工食品をとらない。

◉食物繊維をとる。

◉発酵食品をとる。

◉よく噛む。

 そのうえで、できるだけ摂取を控えたいものとしては、砂糖、牛乳、小麦、油もの全般、食品添加物、化学調味料、遺伝子組み換え食品……。そして、放射性物質なども避けたいものです。

よく笑う、日光にあたる、土に触れるを心がける

写真:現代ビジネス

 生活面では次のようなことを心がけたいものです。

 ◉体温を高める(適度の運動も含めて)。

◉口呼吸をしない。

◉よく睡眠をとる。

◉ストレスをためない。

◉よく笑う。

◉日光にあたる。

◉土(微生物)に触れる。

◉禁煙する。

 感染症に限らず、本来病気にならないためには日常生活(食事、生活、メンタル)がすべてになります。「新型コロナウイルスが爆発的な感染期となったから……」「インフルエンザが流行しているから……」と、行動するのではなく、普段から生活を整えておくことがとても大切です


コズミックホリステック医療 俳句療法

吾であり・宇宙である☆和して同せず☆競争ではなく共生を☆

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