美しいと感じられる心

マノマノ稲穂@manomano_farm

多くの人は順番を勘違いしてます。

花を見て美しいと思うのは、花が美しいからではなく、あなたが花を見た時に美しいと感じられる心があるから美しいのです。

どんな事でも心が先にあり、その土台があるから現実世界が変わってくるのです。

本来はこういう順番になってます

Facebookごとう 孝二さん投稿記事「無力と微力の二人の天使」

その街に二人の天使が舞い降りた。その街に降りてから天使は十月十日眠り続けた。

目を覚ますと、天使は自分が天使であることを忘れていた。

天使が舞い降りたその街はゴミだらけの街だった。

あまりにものゴミの多さや、人の心に 天使は悲しくなった。

一人の天使は自分を無力と呼び始めた。もう一人の天使は自分を微力と呼び始めた。

無力の天使の口癖は、「私だけがゴミをひろってもしょうがない。」

微力の天使の口癖は「私は私が出来る事をやってみる。」

無力の天使はゴミだらけの街を見て絶望を感じて、街から目をそらして、毎日空を眺めていた。

微力の天使は、一度は絶望を感じたものの一日一個ゴミを拾い始めた。

一年後、無力の天使は空の素晴らしさをいっぱい知った。

朝日の美しさ、夕日の美しさ、 虹が架かった時のすばらしさ。

一年後、微力の天使は微笑んだ。街から 365 個のゴミが無くなった。

それから一年、さらに無力の天使は空のすばらしさをいっぱい知った。

空や雲の変化を おもしろいなと見つめていた。

その頃、微力の天使は毎日「ありがとう。」と言いながら毎日を過ごしていた。

それは微 力の仲間がいっぱい増えたから。

「一緒に拾うよ、わたしの力も微力だけど、一緒にゴミを拾うよ。」

10 人の微力達が一緒 に拾った。

1 年たったら 3650 個のゴミが無くなった。

それから一年、無力の天使は空の美しさだけでなく、街の美しさにも気づき始めた。

街がピカピカになっていた。

なんと街では 1000 人がゴミを拾っていて、一年間で 365000 個 のゴミが無くなって、街が変わっていた。

微力の天使は言いました。

「初めはゴミを拾うのは大変でした。」

でも今は拾うゴミを見つ けるのが大変です。」

この町はある日から、ゴミを拾う人も増えたけど、ゴミを捨てない人も 増えたのです。

あの人が拾っているゴミは私が捨てたゴミ。

私はゴミを拾うことはできない けれど、ゴミを捨てるのをやめよう。

微力の天使は誰も否定しませんでした。

微力の天使は自分が出来る事をやっただけな のです。

無力の天使の心に変化が生まれました。

無力の天使の心から絶望が消えていったの です。

そして、無力の天使も「ありがとう。」を言いました。

ゴミを拾ってくれてありがとう。

お礼に無力の天使は微力の天使に空の美しさを教えてあげました。

次の日、二人の天 使はゴミを拾いました。

正式には、ゴミを探すために歩きました。

しかしゴミは見つかりませ んでした。

夕方になると、空がピンク色になりました。

すてきな空を見ながら、二人の天使は幸せを 感じました。

ぴかぴかの街と、美しい空を見ながら、二人の天使は二つのことを学びまし た。　

自分を無力と言う天使は言いました。

「あなたが動いてくれたから、この街は天国になったんだ。天国は動いたら作れるんだね。」

自分を微力という天使も言いました。

「私は下ばかり見ていたから空の美しさを知らなかった。

でもあなたが空の美しさを教えてくれたから気づけたことがあるよ。

それはすでにここ は天国だということ。」

今はすでに天国♡

そして、動けばさらに天国が増える。

二人の天使は少しだけ、自分の背中に翼があることに気づけました。

「あなたは天使だよ」

「あなたこそ天使だよ」

みんな天使だね…。