https://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/a9fa9e2c809bfe2c6b1256fd5c80dddb より
新井満の本は、南風椎の本のパクリではないか、という意見は、ネット上ではたびたび見かけたけど、
印刷媒体で、こうやって「パクリだ」と明言してくれたのは初めてだと思うので、うれしくてここに掲載させてもらった。
正直に言おう。
ぼくも、あれは完全なパクリだと考えている。
一例をあげよう。
翻訳の一番重要な個所だ。
英語の原詩にはこうある。
『I am a thousand winds that blow;』
普通に翻訳すれば、こうなるだろう。
『私は吹いているたくさんの風だ』
ぼくはこう翻訳した。
『私は1000の風になって
吹きぬけています』
「1000の風」と、あえて直訳にしたのがミソだった。
新井さんの「訳」はこうなっている。
『千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています』
「千の風」がパクリであり、「になって」もパクリだ。
「あの大きな空を」は原詩にないが、ぼくの本の写真(上)から、イメージをパクったに違いない。
「ですます」調で訳したのも、写真と組み合わせたのもパクリ。
まったく恥ずかしくなるほどの本だったのだ。
先週、友人の北山耕平と清水伸充が、同時にメールをくれた。
「顔も見たくないだろうけど、満さんが朝日新聞に出てるよ」
『1000の風』の原作者が、メアリー・エリザベス・フライという女性ではないか、という本を出そうとしている人がいて、
新井さんが、「ようやく納得のいく解答にめぐり合えた」と語っている、という記事だった。
笑ってしまった。
2年前、新井さんがわが家にきて謝ったとき、
「エリザベス・フライ説は嘘だよね? デタラメでしょ?」
と何度も聞いてきた。
ぼくは、こう答えた。
「そのことについては、おそらくあなたより詳しいけど、あなたにだけは情報を教えようという気になれない」
いずれ、このブログで書くことになるだろう。
辛淑玉さんは、
「反撃を開始しましょう」というメールをくれた。
それも面白いかも知れない。
何が起きようと、(何も起きなくても)このブログですべて報告します。
===========================
上記の記事が書かれたのは、2010年の1月の末のことでした。
わたしはその頃はまだ、インターネットを使うのは、日本の新聞記事を読むためと、のんびりと毎日のことを綴るだけのブログを書くためだけでした。
フェイスブックもツィッターも、なんだか恐ろしくて、手に負えなそうで、始めることができませんでした。
なので、ちょっとした騒ぎになっていたことすら、全く知らずにいました。
今日はなんだか、腹が立ったり同情したり、そして何より悲しくなりました。
0コメント