かすかなる鈴の音色や栃の花 高資
栃咲いて色に分かれる御水(みもい)かな 高資
風光るみもろやベツレヘムの星 五島高資ー 場所: 二荒山神社
ひしめいて空に実れる胡桃かな 高資ー 場所: 笠間稲荷神社
きらめいて稲穂にふれる柳かな 高資
青柳の穂波にふれる光かな 高資
メビウスの環の耀ける柳かな 高資
https://ameblo.jp/makio-ishikawa/entry-12532054311.html?fbclid=IwAR2LBqUtwvTVyzNi9tnnuWbbnL3lpPnt2wwGQ8VvuecqIFS3LYlQErwSXf4 より
対症療法(逆症療法)はそれだけでは、全くと言って良いほど『病の真実の姿』にそぐわない治療法です。
敬愛する中尾良一先生は、「対症療法とは、雨が降っている間傘をさしているのと同じで、その傘が雨を止ませるのではなく、天候が変わってこそ雨は止むのです。それなのに多くの人は、対症療法が病気を治していると勘違いしている。それは、傘をさすと雨が止むと考えるのと同じことで大きな勘違いです。」と語っておられました。
一方、私が1996年からクリニックで使い続けている癒しの植物であるバッチフラワーレメディーは、私たちの個性を通して「真実の自己」を輝き出させる助けとなるフラワーエッセンスであり、食事療法に分類される、『根本療法』のひとつです。バッチフラワーレメディが私達に働きかける全人的プロセスによって、その人が今までどんな苦しみをかかえていたとしても、また、どんな重篤な病気の渦中にあったとしても、私たちは、本来の自分らしさを取り戻し、真の個性を発揮出来るようになって行きます。
(私はバッチフラワーレメディーが、「人間の日常の意識の中に全能の叡智からのインスピレーションを受け取ることの出来る経路を開く」と理解しており、その作用機序を認識出来たのは、アントロポゾフィー医学の学びと修練によるものです。以下に述べる事柄は、ルドルフシュタイナーが始めた「アントロポゾフィー医学」の認識方法を、バッチフラワーレメディーに対し適応して得られた理解です。)
バッチフラワーレメディー(エドワードバッチ博士が野に咲く花から作った37種類のフラワーエッセンスと1種類の水のレメディ)が私たちの「人間らしい輝き」を強めるのは、私たちの魂の輝きを遮る『自己矛盾』に由来する、混乱した感情エネルギーのチャクラ(内分泌腺)への悪影響を、そのエネルギーを昇華させるという形で消し去る事によります。
具体例をあげて説明します。
バッチフラワーレメディーには「憎しみや怒りを愛に変化させる」と言われる、ホリー(西洋ヒイラギ)の花のレメディーがあります。このレメディーはクリスマスの飾りとしても有名な西洋ヒイラギ(クリスマスホーリー)の花から作られます。この木は低木で、縁に刺のある葉(怒り、憎しみ、恐怖を象徴する形態)をもち、4月から5月ごろ白い小さな花を咲かせ、11月頃には球形の赤い実をつけて、クリスマスの飾りとして用いられます。
このホリーという植物は自然界の中でいったい何をしているのでしょうか? (ここから先の洞察はアントロポゾフィーの視点、ゲーテ的自然観察の方法で植物を観察した時に得られた理解です。)
簡潔にいうなら、ホリーは、愛と恐れ、愛と憎しみの葛藤を克服し、それらの力をその内部で変容させて「無垢の愛」の象徴である白い花を咲かせているのです。この変容プロセスは、別の言い方では、地、水、風、火(お日様)の錬金術と呼ぶことも出来るでしょう。憎しみの力から永遠の愛が生まれるプロセスだからです。
アントロポゾフィーでは、この世界で、人間の外側に存在しているように見える生き物と万物は、宇宙であり、神と一つだった存在が、人間の形に収斂して地上に出現するために、自分の外部に分岐させた、あるいは取り残して来た、「人間本来の能力そのもの」だと理解されています。
つまり、ホリーという植物の姿は、本来人間に備わっている「憎しみを愛に変容させる能力とプロセス」が、植物世界に集約された代表的な姿であり、そのプロセス情報なのです。
そして、植物の種が、その小さな姿の内側に将来の大木のすべての潜在的な情報を備えているのと同じように、植物の花は、その花が形成されるまでの植物全体のプロセス全体を結晶させた成果であり、まさに精華(エッセンス)そのものです。ですから、その花から抽出された情報は、ホリーという植物がその花を形成するために経験した、憎しみや怒りを愛に変えるプロセス全体を伝えるものなのです。
この情報と命の力を、水という媒体を通じて人間システムに適応する事で、人の身体の全細胞が、また内分泌システムと経絡のシステム、チャクラのシステム全体が、その情報を吸収し(水の結晶がそのクラスター形態を容器内の液体全体に一瞬にして伝達するのと同様に)、植物が地上的要素(ホリーなら憎しみ)から始めて、水と風と熱により、霊的光であり愛の結晶である花を生じたプロセスを、人間のシステムが学び、人生の根本的変容が生じ、私達の人生にも愛の花が開くのです。
これがバッチフラワーレメディーの真の作用機序なのです。
「恨みを捨ててこそ恨みは止むのである」という法句経の言葉を誰にも可能なものとする力がホリーにはあります。
対症療法のほとんどが、怒りに対して恐れ、あるいは怒りに対して怒りで対応するという治療方法です。私達が病気の真の意図に気づき、これをバッチフラワーレメディ(フラワーエッセンス)のような愛に満ちた力によって変容させてこそ、本当の治癒、根本治癒が可能になります。
レメディを地上に残してくださったエドワードバッチ博士に深い感謝をささげます。
この恩恵が一人でも多くの人に届きますように。
合掌
クリニック光のいずみ院長
自然療法医 石川眞樹夫
目眩く六波羅蜜や栗の花 高資
Six paramita
dazzle my eyes -
chestnuts in bloom Takatoshi Goto
0コメント