夕立からの連想は 夏の暑さ 汗が滴る
ごろごろかみなり 雨が滴る ああすずしい
【ごろごろかみなり 雨が滴る ああすずしい】 と つながる句をリストアップしました
かみなりや肩を寄せ合ふ力石 五島高資
夕立や力石へと庭只海 五島高資
雷の落ちて肚へと響きけり 高資
天地を結んで光る霹靂神 高資
閃いておろち渦巻く夕立かな 高資
根の国へ光渦巻く霹靂神 高資
つい先ほど俄に掻き曇ったかと思うと激しい夕立が来て、ちょうど宇都宮城の近くにあるビルの避雷針に雷が落ちるところを撮影することが出来ました。現在は、もう霽れてきて夕焼け空が広がっています。まさに驟雨という感じでした。やはり、雷都・宇都宮ですね。
夕立のあとものすごい夕日かな 高資 を連想します。
下の写真の句です・
天裂けておろちほのめく夕立前 高資
雷雨直前の宇都宮市街
夕立のあと煌めいて宇都宮 高資ー 場所: 二荒山神社
夕立や下野薬師寺あらわれる 高資
国指定史跡・下野薬師寺跡
これは近年に再建された下野薬師寺の回廊(ほんの一部)です。鑑真の発意により奈良東大寺、筑紫観世音寺、そして、ここ下野薬師寺に日本三戒壇が設けられました。下野薬師寺へは鑑真の高弟であり碧眼のソクド人の安如宝が戒壇院造営の別当として赴任して活躍しました。奈良時代、僧侶になるための国家試験が行われるのはこの三箇所しかありませんでした。民間の医療は主に僧医が行っていましたので当時の戒壇院は今で言う医師国家試験場でもあったわけです。
目に見えるものを清める夕立かな 高資
夕立と雷は 強く関連しているようです。
https://withnews.jp/article/f0170822004qq000000000000000W05h10801qq000015692A
【「ゲリラ豪雨」と「夕立」、何が違うの? 気象のプロに聞きました】より抜粋
夕立には雷もつきもの。この二つが合わさると「神立(かんだち)」と呼ばれます。もともと神が現れて力を示すことなどを意味していた神立が、雷や雷鳴を指す言葉となり、雷を伴った夕立のことまでこう言うようになった、とされています。
https://ranyokohama.amebaownd.com/posts/2964046 【瑞穂の国・豊葦原水穂国(とよあしはらの みづほのくに)】
雷光に夕立の句が 見当たらないのも 面白いです。
創造・豊穣のエネルギーによる詩的昇華を詠んでいるからでしょうか? 雷・神成と言われもしますね。
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