拉致問題

https://www.kanaloco.jp/article/entry-374075.html  【横田めぐみさんの父、滋さん死去 運動の先頭 期待と失望】 より

「会いたい」最期まで

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父滋さん(87)=川崎市川崎区=が5日、最愛の娘との再会を果たせぬまま息を引き取った。「めぐみちゃん」が奪われてから43年。拉致被害者家族会の初代代表を務めるなど、妻早紀江さん(84)と二人三脚で救出運動の先頭に立ち続けた。政治に翻弄(ほんろう)され、期待と失望を繰り返しながらも、13歳の少女のまま心に残るめぐみさんの姿に希望を抱き続けてきた。

 「これからおしゃれに気を付けてね」

 1977年、滋さんが45歳となった誕生日、めぐみさんは小遣いで買ったくしをプレゼントした。失踪はその翌日だった。滋さんは「いつかふと戻ってこないか」と胸に秘めながら、くしを懐に収めていた。

 拉致から四半世紀となった2002年9月には、「信じることができない」。小泉純一郎首相(当時)による「電撃訪朝」で北朝鮮がめぐみさんを「死亡」と伝えると、記者会見であふれ出す涙を必死にこらえながら振り絞った。「生きていることを信じ続けて闘います」

横田滋さんの歩み

 その言葉通り、運動の先頭に立ち続けた。象徴的存在として全国各地を飛び回って講演を重ね、一日も早い解決を訴えた。娘に会えない日々に苦しみながらも、穏やかな表情で早期解決への協力を求め続けた。

 しかし、事態は一向に進展しない。めぐみさんの拉致から40年となった17年、早紀江さんらはトランプ米大統領と面会。熱心に耳を傾ける姿に手応えを口にする家族もいたが、未解決のまま時間だけが過ぎた。

 一方で14年には、北朝鮮で生まれためぐみさんの娘キム・ウンギョンさんとモンゴルで対面。ひ孫を抱くこともでき、つかの間の安らぎを得た。

 だが、体力の衰えとともに集会などに参加することもなくなった。それでもビデオメッセージなどを通じて「めぐみちゃんに会いたい」と語り、最後まで望みを持ち続けた。

 滋さんと早紀江さん夫妻は1990年ごろから、滋さんの定年退職後を見据え、川崎市内のマンションで暮らしていた。

早紀江さん 「整理つかない」

 「めぐみを取り戻すために主人と2人で頑張ってきましたが、主人はめぐみに会えることなく力尽き、今は気持ちの整理がつかない状態です」

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父・滋さんの死去を受け、妻の早紀江さん(84)は5日夜、息子の拓也さん(51)、哲也さん(51)と連名でコメントを発表した。


https://www.kanaloco.jp/article/entry-200087.html  【完全解決、民意の力で】  より

北朝鮮による拉致問題の早期解決を願う「拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどい」が5日、川崎市中原区の市平和館で開かれた。横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟・拓也さん(51)が登壇し、「全拉致被害者の即時一括帰国まで、政府がハードルを下げないよう世論で後押ししたい。それが民主主義の力だ」と訴えた。

 集いはめぐみさんの誕生日(10月5日)に合わせ、2008年から開かれている。今年は市立西中原中学校合唱部の生徒ら約230人が参加。拓也さんは「姉が拉致されて42年。きょうで55歳になった。家族会の設立からも22年がたっている。時間との闘いだ。この現実を知ってほしい」と呼び掛けた。

 講演後は記者団の取材に、「中学生の合唱は、姉が拉致された時の姿をだぶらせて見ていた。一人でも多くの人にこの問題の深刻さ、重大さを伝えていきたい」と強調。出席予定だっためぐみさんの母・早紀江さん(83)が、入院中の父・滋さん(86)の看病疲れなどから参加を見送ったことにも触れ、「姉が帰ってきた時に元気に迎えられるよう、大事をとった」と語った。


https://www.kanaloco.jp/article/entry-195818.html  

【「このまま天国行けない」 拉致解決へ国民大集会 東京】  より

北朝鮮による拉致被害者の早期帰国を目指す国民大集会が16日、東京都内で開かれた。北朝鮮側が拉致を認めた日朝首脳会談から17日で17年。横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(83)は「このまま天国には行けない。ひと目でいいから会って抱きしめてあげたい」と声を震わせた。

 新潟市の中学1年生だっためぐみさんの消息が途絶えてから42年。早紀江さんは「めぐみは54歳になって、まだ姿も声も何も見えない。こんな残酷なことが何も(解決され)ないまま天国に行きたくない」と吐露。父滋さん(86)も病床で会える日を待ち望んでいるとした上で、「ひと目会って『本当によく我慢したね』と声を掛けてあげたい」と一刻も早く対面できるよう政府に訴えた。

 拉致被害者の曽我ひとみさん(60)は「5人だけ帰ってきて申し訳ない」と述べ、母のミヨシさんをはじめ被害者全員の帰国が実現するまで拉致問題を伝え続けると誓った。

 安倍晋三首相は、小泉純一郎元首相による2002年の訪朝で5人帰国実現後の17年間を振り返り、「1人の被害者の奪還もなしえず、痛恨の極みだ」と陳謝。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との無条件会談に改めて意欲を示した。

 今年2回目の国民大集会には、救う会メンバーら千人が参加。安倍首相と菅義偉官房長官兼拉致問題担当相(衆院2区)をはじめ、拉致被害者を救出する知事の会会長の黒岩祐治知事、拉致問題地方議会全国協議会会長の松田良昭県議らが出席した。


https://www.kanaloco.jp/article/entry-185100.html  【「日朝首脳会談実現を」 拉致問題で横田早紀江さん訴える】  より

北朝鮮による日本人拉致問題を考える国民の集いが28日、横浜市内で開かれた。拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(83)は、6月に3度目の米朝首脳会談が開かれたことに触れ「顔を合わせて言葉を交わすことが一番大切」と強調、安倍晋三首相に金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と一刻も早く会談するよう求めた。

 体調を崩して欠席した早紀江さんは、ビデオメッセージで心境を吐露。高齢の被害者家族に残された時間はないとし、「今が一番大切な時。子どもたちが無事に日本の土を踏める日まで、みんなで一丸となって闘ってほしい」と支援を呼び掛けた。入院中の夫滋さん(86)が「(めぐみさんが帰ってくるまで)頑張る」と笑顔を見せていることも伝えた。

 めぐみさんの弟拓也さん(50)は壇上で、「機運は高まっている。金正恩委員長には勇気ある英断をしてほしい」と訴えた。

 出席した菅義偉官房長官兼拉致問題担当相は、米国をはじめ国際社会と連携して解決に当たる政府の姿勢を説明。その上で「日本政府が主体的に取り組むことが重要だ。相互不信の殻を破って不幸な過去を清算し、北朝鮮との国交正常化を目指す」と強調した。「正念場が続いている」との認識を重ねて示し、「一刻の猶予もない。あらゆるチャンスを逃すことなく全力で取り組む」と述べた。

 集いの県内開催は8年ぶり。黒岩祐治知事や横浜、川崎、相模原の3政令市長ら約300人が出席した。







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