河井W逮捕で…“疑惑の本丸”安倍首相は逮捕に怯え絶体絶命

Facebook・小早川 智さん投稿記事

#お前はもう3度逮捕されている

河井W逮捕で…“疑惑の本丸”安倍首相は逮捕に怯え絶体絶命 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274842 #日刊ゲンダイDIGITAL

昨年7月の参院選をめぐり、公選法違反(買収)の容疑で東京地検特捜部に逮捕された前法相の衆院議員河井克行容疑者(57=広島3区)と妻の参院議員河井案里容疑者(46=広島)の身柄が18日、東京拘置所に移送された。逮捕前は「法にもとるような政治行動を行ったことはない」などと口をそろえて否認していたが、連日の厳しい取り調べにシラを切り続けられるか。司直のメスはどこまで入るのか。検察人事で激突した自民党総裁の安倍首相にも及ぶのか。ア然とするほどの金権選挙を支えたのが、党本部から案里容疑者陣営に渡った1・5億円の破格の軍資金とみられているからだ。

  ◇  ◇  ◇

 通常国会の閉会を受けて18日に会見した安倍首相は冒頭、こう切り出した。

「わが党所属であった現職国会議員が逮捕されたことについては大変遺憾であります。かつて法務大臣に任命した者としてその責任を痛感しております。国民の皆さまに深くおわび申し上げます」

動揺隠せず?会見でビミョーな言い間違い

 約1時間の会見中、終始落ち着きがなく、いつにもまして原稿読みはカミカミ。「出国」を「しゅつごく」と言い間違えていた。司直の手に落ちた河井夫妻が頭から離れず、「出獄」が頭をよぎったのか。永田町ではこんな話が駆け巡っている。

「河井夫妻がついに逮捕され、安倍首相は自分も逮捕されるんじゃないか、と本気で心配しているようだ」(永田町関係者)

 2人の逮捕容疑は、案里容疑者当選のため共謀し、地元県議らにカネを渡して票の取りまとめを依頼した買収だ。克行容疑者は昨年3月下旬~8月上旬ごろ、91人に対して116回にわたって計約2400万円を渡した疑い。案里容疑者は昨年3月下旬~6月中旬ごろ、5人に計170万円を渡した疑いだ。

「広島は岸田政調会長のお膝元。威張り散らす克行容疑者は毛嫌いされ孤立していて、資金集めに苦労していた」(県政関係者)

 ところが、県議だった案里容疑者が鞍替えした参院選を控えた時期に克行容疑者は現金封筒を配り歩く大盤振る舞い。競り落とされた岸田派の溝手顕正元参院議員会長の陣営への党本部からの入金は、相場通りの1500万円だった。その10倍に上る1・5億円もの巨額資金は党トップの承認がなければ動かせない。「安倍マター」と言われるゆえんだ。

買収は溝手氏の支援者はがしか

 その上、安倍首相の地元・山口の筆頭秘書をはじめとするアベ秘書軍団4人が広島入りし、案里容疑者の秘書と一緒に首長や企業に挨拶回り。「総理総裁」の威光を前面に押し出し、溝手氏の有力支援者を引きはがし、寝返らせたのだ。カワイ選挙は、アベ選挙でもあったのである。

 検察当局は党本部を退職した元幹部職員ら数人から任意で事情聴取している。事件の本丸は安倍首相じゃないのか。元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏は言う。

「党本部からの軍資金を得た河井夫妻が買収を働いたという構図が成立し、有罪に持ち込める事件です。原資を流した党本部、ひいては決裁権者も供与に問うことができる。ただ、買収は選挙戦の4カ月前から始まり、対象は県政の有力者。つまり溝手陣営の支援者です。案里氏の票の取りまとめではなく、溝手氏を支援しないよう働きかけたのが実態ではないか。しっかりと足元を固めた調書を取らないと、先へ進めない可能性がある」

桜を見る会疑惑をめぐり、全国の弁護士や法学者ら662人が先月下旬、公選法違反(寄付行為の禁止)で安倍首相を東京地検に刑事告発してもいる。内閣支持率ダダ下がりで安倍1強も崩壊し、いよいよ絶体絶命だ。


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