https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200418-00014663-weather-soci.view-001&fbclid=IwAR3cSeYq9M_OsIrndgwmbIJC45M_CNJCM0mSDMI8EQ3eFDSpGYeVtBXnYW0 【関東各地で虹が出現 天気急速に回復 ウェザーニュース 4/18(土) 16:53配信
18日(土)16時半前 千葉県我孫子市で撮影】 より
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200327/k10012354671000.html?utm_int=tokushu-web-detail_contents_news-related_003
【豪 BCGワクチン 新型コロナウイルスに有効か臨床試験へ】 より
2020年3月27日 22時56分
オーストラリアの研究機関は、新型コロナウイルスに有効かどうかを確認するため、結核予防に使われるBCGワクチンの臨床試験を行うと発表しました。
オーストラリア南東部メルボルンにある「マードック・チルドレンズ研究所」によりますと、臨床試験は、オーストラリア各地の医療従事者4000人を対象に行われます。
BCGワクチンは、人間の免疫機能を高める作用があるということで、これまでの研究では、類似したウイルスに感染した人にBCGワクチンを使うと、ウイルスの数を減少させる効果が認められたとしています。
研究所では、ワクチンの有効性が確認されれば、新型コロナウイルスに特化したワクチンが開発されるまでの時間をかせぐことができるとして、期待感を示しています。
https://omiyaever.jp/column/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%81%A8bcg%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3
【新型コロナとBCGワクチン】 より
[2020.04.04]
なぜBCGと新型コロナの関係が騒がれるようになったか、その経緯をまとめます。
1 新型コロナウイルスによる日本人の致死率、感染率の圧倒的な低さ
イタリアやスペインは100万人に対して200人以上死亡しているのに対して日本人は100万人に対して0.5人です。(4月13日の時点では日本人の死亡者数100人弱に対して世界全体での新型コロナウイルスによる死者数は10万人を超えてます。日本の人口は世界全体の1/50程度に対して死者数は世界全体の1/1000です。全く感染が広まっていない国もあるのに対して、日本はかなり感染が広まっております。それにも関わらず20倍近くの差が出ているのです。)
日本人の感染者数に対しての致死率は4月13日時点で1.6%ですが、皆さんご存知の通り症状あるけど検査してないという方は無数に存在しております。何故なら保健所や相談センターに電話すると、軽症なら家で過ごしてくださいと言われるからです。結局その方は感染者としてはカウントされません。なので1.6%という致死率はかなり高く見積もられています。4月13日時点では緊急事態宣言も出されておりますが。それでもなお日本人の危機感の薄さも皆さんご存知の通りだと思います。しかし実際にお亡くなりになられている方は諸外国に比べて圧倒的に少ないのが現状です。2週間という長い潜伏期間の影響もあり、もしかしたらこれからお亡くなりになる方が異常に増加するのかもしれません。これからイタリアやスペインやアメリカのようになるのかもしれません。しかし、私はそのような経過をたどらないのではないかと思っています。何故ならそれらの国は日本と同時期に新型コロナウイルスが入ってきているのです。それにも関わらずこの死亡者数の差が出ているのには何か理由があるはずです。
2 仮説 BCGワクチンを接種しているから日本人はコロナに強いのではないか。
ここ数日、上記のようなことが言われております。BCGワクチン接種は国ごとによって判断が違います。スペインやイタリアやアメリカはBCGワクチンを義務化しておりません。日本では1949年よりBCGワクチンの接種を義務化してます。そしてスペインの隣国であるポルトガルは死亡者数が200人との報告であり、スペインの1/60程度です。ポルトガルはBCGを推奨している国です。
だからBCG接種したことが新型コロナウイルスに有効なのかと言うのはかなり短絡的で医学的ではないと思われます。私が有効なのではないかと納得出来たその理由を下記に述べます。
3 BCGワクチンとは
BCGは皆さんご存知のように結核予防に使われるワクチンです。ヒトに対する毒性のない牛から作られた結核菌を打つことで結核に対する抗体を体内に作るのです。つまり毒性の無い結核菌で免疫、白血球を刺激して本物の結核菌に対して対抗出来るような強靭な身体ににするんです。それを日本では1歳までに行ってます。しかし、それが、何故新型コロナウイルスと関係あると言われているのでしょうか。
4 膀胱癌の再発予防にもBCGが使われる
早期の膀胱癌の経尿道的な内視鏡手術の後に再発予防としてBCGワクチンを膀胱内に注入します。私自身、この意味が泌尿器科研修医時代には訳がわかりませんでした。何故結核予防のBCGが膀胱癌の再発に使われるのだろうと。
この答えはBCGによる免疫の賦活化・活性化でした。つまり、BCGワクチンによって膀胱内が毒性の無い結核菌にさらされる⇨膀胱内の免疫・白血球が刺激される⇨癌の再発予防につながる、ということです。癌と免疫がイマイチ繋がらないかもしれませんが、初期の癌細胞は白血球が食べて消してくれるのです。健常な方にも癌細胞は出来ます。ですが白血球が食べてしまっているため癌細胞が増えて腫瘍・固まりにならないのです。
もちろん膀胱癌に対してのBCG膀胱内注入療法は保険適応であり、再発予防に効果があるとしっかり結果が出ております。私が手術を現役でしていた頃も、BCGワクチン注入を選択した方とそうでないと方との再発率の差は明らかでした。
5 BCGワクチンが新型コロナウイルスに対しての抵抗力をくれたのではないか。
結核菌に対するワクチンで白血球・免疫が活性化され癌の再発予防に効果がある、という事実と、BCGワクチンの接種を義務化している国とそうでないと国で重症化率、致死率の圧倒的な違いが生まれていることから、上記のような仮説が生まれました。これはあくまで仮説です。ですが、膀胱癌治療をしてきた泌尿器科医の私からするとかなりしっくりくる仮説であり信じたい仮説です。
実際オーストラリアではBCGワクチンと新型コロナワクチンに対しての研究を開始しているようです。
この仮説をスタッフや患者様にお話すると、少し安心した、なんか元気がでた、確かにそうだよね〜、とおっしゃられます。ネガティブなことを考えがちな昨今、少しでもポジティブな方向に皆様の思考が向いたらなと思い、この記事を書いてみました。
この仮説は個人的な見解です。
BCGワクチンを大人に対して打つことを推奨しているわけではございません。基本的にBCGワクチンは生後1歳までに打つことを推奨されております。
この仮説があるから外出しても良いということには決してなりません。緊急事態宣言も出されております。今後も引き続き新型コロナウイルスに対する感染対策を行っていきましょう。当院も新型コロナウイルスに対しての徹底した感染予防対策を行なっております。
https://toyokeizai.net/articles/-/335256 【日本発「コロナワクチン」開発は成功するか】
より
新型コロナウイルスの治療に一筋の光明となるのか。
大阪大学大学院医学系研究科の森下竜一教授と阪大発バイオベンチャーのアンジェスは3月5日、新型コロナウイルスの予防用ワクチンなどで共同開発に乗り出すと発表した。
森下教授はアンジェスの創業者。不可分の仲の両者が手を携えて難問に挑む。ワクチンの製造は、必要となる製造技術・設備を持ち、受託生産で世界的に定評のあるタカラバイオが担う。
ウイルスの遺伝子情報を患者に注入
阪大の森下教授、アンジェスの山田英社長、タカラバイオの峰野純一取締役専務執行役員の3人が出席した緊急記者会見場には、多数の記者が押しかけ、新型コロナウイルスへの関心の高さをうかがわせた。
予防用ワクチン開発のキーワードはデオキシリボ核酸(DNA)だ。DNAは遺伝子の本体であり、「体の設計図」と呼ばれる。この遺伝子情報に基づいて細胞や器官などが作られ、生物や個体の特徴も決まる。
通常のワクチンは、ウイルスを鶏卵などで培養して不活性化し、患者に接種するが、今回開発するワクチンは、ウイルスの表面に現れる、感染に関係する「スパイクたんぱく質遺伝子」を作り出すように設計された「プラスミドDNA」(環状DNA)を使う。ウイルス本体ではなく、ウイルスの遺伝子情報を患者に注入すると言えば、普通の人にもイメージがつかみやすいかもしれない。
注射でDNAワクチンが体内に入ると、体内で抗体(免疫)ができる。そうすれば、新型コロナウイルスが入ってきても免疫が働いて感染を防ぐことができる。
通常のワクチンは病原体(ウイルス)を使用するため、開発、製造、治療の各段階で一定の感染リスクは避けられないが、DNAワクチンではウイルスそのものではなく、遺伝子の設計図を使うため、感染の心配がない。さらに、大腸菌で大量培養できるため製造コストが安く、製造に要する期間も通常ワクチンに比べ短くて済む。通常のワクチンは製造・供給までに5~7カ月かかるが、プラスミドDNAを使うと2カ月程度で済むと森下教授は説明する。
安全性についても「格段の問題は想定できない」(森下教授)。アンジェスの海外パートナーが行ったDNAワクチン開発(治験)では、1400人以上の被験者に特段の問題は見られなかったというのだ。
阪大とアンジェスは予防用のDNAワクチンだけでなく、このワクチンを馬に接種して作る抗血清製剤の開発も同時に進めるという。原理は予防用ワクチンと同じだが、違いは予防用でなく、罹患(りかん)した患者の緊急治療用などを想定する点だ。
臨床試験入りまでに最低でも半年間
よいことずくめの開発法に見えるが、この製造法で作られたワクチンはまだ世に出ていない。製造期間が短くても、まずはマウスや猿などを使い、安全性を確認するための動物実験が必要で、その後行われる人間に対する有効性と安全性を確かめる臨床試験(治験)に入るまでには、最低でも「半年はかかる」(森下教授)。
記者会見でオールジャパンでの開発を訴えるアンジェスの山田英社長(中央)ら(撮影:大澤誠)
エボラ出血熱や鳥インフルエンザでワクチンの開発に着手した例はあるが、治験に入る前に感染が終息。治験に必要な患者が集まらず、治験を断念した経緯がある。
今回も同じことが起きる可能性は否定できないが、それでも開発に挑む価値はある。運よく治験に持ち込み、承認を得られれば、コロナウイルスの変異ウイルスが突発的に広まった場合の、有効な予防策や治療薬を用意できる。しかも今回は「日本発」のウイルス薬だ。
阪大発のバイオベンチャーであるアンジェスは、2019年に日本メーカー初となる遺伝子治療薬の承認・販売にこぎ着けた。1999年の設立から20年後の成功談が注目されたが、この遺伝子治療薬はアメリカなどの治験プロセスでいったん取り下げ、開発中止に追いこまれたいきさつがある。
アンジェスは過去に幾度となく市場から資金を調達。今回の共同開発を発表する直前である2月17日にも、第三者割当の新株予約権発行による90億円超の調達計画を発表したばかり。
遺伝子治療やDNAワクチンなどの知見を内外で推し進め、ゲノム編集に強いアメリカのバイオベンチャー・エメンド・バイオセラピューティクス社に50億円超を出資、持ち分会社にする予定だ。こうした拡張ぶりに業界関係者からは「戦線の広げすぎ」との懸念も聞かれる。
2月17日に新株予約権の募集を発表した後、株価は一時400円割れまで下落したが、共同開発の発表を受けて株価は600円近くまで戻り、市場はとりあえず今回の発表を評価した格好だ。
オールジャパンで開発を進められるか
今回のDNAワクチンで利用するプラスミドDNAは、アンジェスが長年培ってきた技術だが、世界初の承認を目指してDNAワクチン開発をやり切ることができるかという点で、一抹の不安はつきまとう。
コロナショックに直面した企業の最新動向を東洋経済記者がリポート。上の画像をクリックすると特集一覧にジャンプします
開発費は、動物実験だけでも数億円はかかり、森下教授らは「オールジャパンで開発を進めたい」と大手製薬会社や大学などにも共同開発への参加を呼びかけている。しかし、製薬大手に比べると資金力や経営体力で見劣りするアンジェスなどベンチャー企業にとって開発の負担は軽くなく、途中で開発中断を余儀なくされるリスクは小さくない。
今後は日本医療研究開発機構(AMED)などを活用した研究資金の支援、治験の迅速化など、国による実効的なウイルス薬の開発支援が求められる。世界に先駆けて日本発のDNAワクチン開発が成功すれば、将来、新型感染症が発生したときの備えにもなる。
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